ここ三日ほど濃霧の日が続いている。湿気が多いときに地面が冷やされると霧が発生するらしい。川霧は川の温度より大気が冷えれば水蒸気が出て霧になることは冬でもよくあるが、12月も冬至のころにこんな濃霧になるのは珍しい。どなたかのブログで見たが、市街がこんな濃霧に包まれていると、蔵王などの高地から街を見ると見事な雲海が広がっていた。きょうも、高いところでは雲海が見えるだろうか。
今朝のテレビで『えんとつ町のプペル』という絵本が紹介されていた。西野亮廣さんが著者になっているが、チームで絵本を完成させる新しい手法の絵本が注目を集め、23万部ものベストセラーの絵本だということであった。絵本のクライマックスがアニメになって放映された。プペルの父が船にたくさんの風船をつけて、「行こう!」と言った「どこへ?」とプペル。「星を見に行くんだ。」プペルも風船をつけるのを手伝う。やがて風船の浮力で二人が乗った風船は上昇を始めた。そして霧のような煙にぽっかりと穴が開いているのが見えた。風も強くなった。「プペル
目を離すな。星が見えるぞ。」
船は穴を通り抜けて、霧の上に出る。そこには目も鮮やかな星空が広がっていた。絵本とはいえ、こんな鮮やかな星空をどうやって描き上げたのだろうかと思うほどの美しさであった。プペルは、父は嘘をつかないと思った、というところで絵本の紹介は終わった。外に目を転じると、一面の霧が街を覆っている。霧の上には今は夜ではないので、鮮やかな青空と太陽が微笑んでいる筈だ。