あのアクシデントから10日、ようやく身体の痛みは取れてきた。大腿筋の痛みは、筋肉痛と思っていたが、まだ残っているところを見るとそれに損傷が加わった気がする。血圧もアクシデント前に戻った。体温が少し高いが、まだ炎症が収まり切れないのか。それにしても怪我はないのに、これだけのダメージがあるのは驚きだ。
歌人小高賢の『老いの歌』は身につまされる本である。同じ世代の人々の、日々の暮らしの歌が数多く収録されているが、同感できるものばかりではない。むしろそのような日々が来て欲しくない。その中でやすらぐのは、曽孫を詠む歌だ。宮英子、夫柊二の亡きあとの作に
半年も逢はぬ曽孫林檎ちやん
走って跳んでおしゃべり四歳
というのがあった。孫がラインで気をつけて、と言ってきたので、お腹の子元気?と聞くと元気、月を越すといつ生まれても大丈夫だから頑張るね、と返信があった。7月には無事、元気なひ孫が生まれることを祈るだけだ。