ここへきて連日の雪模様。周りの山々もすっかり雪景色になった。町内にもクリスマスのイルミネーションを飾る家もあった一気に年の瀬の雰囲気になった。先月早めのタイヤ交換で早すぎると思ったが、ここへきてデーラーのタイヤ交換の予約はいっぱいで自分で行っている人もちらほら。明日、今年最後の山登り。岩部33観音巡りである。山道に観音さんを33体鎮座させて、数時間の山歩きでお参りを済まそうとする、今どきのタイパにかなった巡礼のあり方ではある。
雪の戸の堅きを押しぬクリスマス 水原秋桜子
eタックスというものをやってみた。年金暮らしで申告などとは無縁であったが、わずかな保険金が入ったことを税務署が補足して申告しなさい、ということになった。冬空で税務所まで行くのも億劫なので家でできるeタックスを選んだ。ところが、このマイナポータルを使う申告システムがいかに高齢者泣かせのものであるか、つくづく知らされた。キャンバなどのアプリを使っている身からすれば、日本のお役所が提供しているシステムがとにかく不親切極まりない。入力した帳票の保存がいちいち保存ボタンを押さないとできない。そのために何度最初からのやり直しを強いられたことか。その度にスマホにカードを当ててマイナポータルへのログインを繰り返す。分からない点を聞くために税務署との電話はつなぎっぱなし。延々2時間、やっとの思いで申告が終わった。
マイナカードには今後、保険証のほか免許証も紐づけさせられる。暗証番号をいれてポータルにログインする手数のかかるログイン方法では普及しない理由がわかる。カードなど不要なはずなのにいつまでこの金のかかる方式をとりつづけるのか。日本の行政のデジタル化の道はあまりに遠い。