春夏秋冬 花 mikio

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巨樹、自然風景の紹介 造園士。

クスノキの巨樹 物語

2019-11-04 | 巨樹


谷中、大雄寺(ダイオウジ)には
推定樹齢500年弱 樹高18m 幹回り6.2mのクスノキの巨樹が境内本堂前に
鎮座してます。 谷中は上野台地と本郷台地に挟まれた谷間にあり、

多く坂と社寺仏閣があります。明治、大正の古い建物が今でも多く懐かしい
町並み、路地が点在してます。 1604年に創建された大雄寺は
地図的に言うと、言問い通りから入った場所にあります。

寺の入り口の前に立つと、本堂前横に巨大なクスノキがすぐ見えます。
今でも葉を青々として境内を覆いつくし、緑の美しさで覆われてます。見ての通り
樹皮の表面には沢山の苔が生えて黒々してます。クスノキは樹皮にショウノウの成分が
出ると言われてますが、苔が幹や枝にたくさん生えてるのが驚きです。
多くのクスノキの巨樹を見てきましたが稀なる形態をしてます。




















株元はすでに樹皮が
かなり浮き出てこぶのようになってます。クスノキの樹皮とは
まるで違います。







   



クスの巨樹の根元には
幕末の3舟と言われる 勝海舟 山岡鉄舟 そしてこのクスノキをとても愛した

高橋泥舟。 彼らはこのクスノキの下で酒を飲みかわし
日本の未来をおおいに語ったと言われてます。 高橋が没後この
愛したクスノキの下で眠ってます。 




















       






 





いつ来てもお客さんが
並び、店内は満員 カバヤ珈琲 有名ですね。何度か入ってます。大雄寺近く。















 






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2 コメント

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おはようございます (主任)
2019-11-05 09:03:51
大雄寺と書いて、ダイユウジと呼んでいました。
ダイオウジと呼ぶのが正しい名と分かり、有難うございます。   mikioさん。 三舟の名は有名で、この場所に来ると彼らが杯を交わし、日本の未来を考えたなんて、物語が巨樹の歴史の中に展開される
生きざま、壮大です。 巨樹シリーズ、これからも楽しみにしてます。  スタッフ一同。










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主任殿 (mikio)
2019-11-05 16:32:14
良い天気に恵まれた1日でした。
つい最近までダイユウウジと私も理解してましたが
ご住職に言われて、はじめて気づきました。
大変失礼をお詫びしておきました。

三舟、クスノキの下で日本の未来を語り合う、
如何です、この下で物語が続く、
帰り際に私もしゃがみ込み当時に思いをはせました。
物語のある巨樹、楽しみにしてください。 主任殿。
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