フランスでは結婚時に離婚条件を決めておくのが普通で、それが面倒な人は結婚しない



ゴクミとアレッジの不思議な結婚

女優の後藤久美子とF1レーサージャンアレジが結婚したのは1996年だったが、日本中がこの結婚に首を傾げた。

アレジは前妻と離婚したのはともかく、法律上の日本でいう入籍はせず事実婚のまま夫婦として生活した。

アレジの資産は300億円以上でゴクミは家事を一切せず、優雅にセレブ生活を送っていたと言われている。

2人は今も法律上夫婦ではないが3人(4人とも言われている)の子供をもうけ、夫婦として認知されている。

アレジはフランス人だがフランスではこのような夫婦関係は珍しくなく、一生結婚しない夫婦もいる。

90年代の日本はまだバブルの余韻が残り、結婚式に数百万円かけて新婚旅行は海外が当たり前とされていました。


そんな日本人から見て、結婚しない夫婦は奇異な印象を受けたようです。

フランス人の考えでは結婚にはメリットがなくデメリットは数多く、しない方が良いと考える人が多い。

フランスは教育費は大学まで一生涯無料で、子供の親権は結婚したしないで左右されないと言われている。


フランスは夫婦財産が別産制であり、結婚前に財産契約を記した契約書を交わすのも普通に行われている。

夫婦のそれぞれの財産を明確にしなかった場合は、大変な騒動に発展する可能性がある。

アメリカ人のアマゾン創業者ベゾスが最近離婚し、元妻は4兆円の財産分与を受けた。


女性の権利向上で結婚の意味が無くなった

果たしてアマゾン創業と成功は元妻のおかげなのか、それともベゾス1人でもアマゾンが成功したのかは検証しようがない。

日本でも夫婦が離婚した場合、結婚後に築いた財産の半分を妻が受け取るケースが多い。

例え事業をしているのが夫だけで、妻は仕事に口を挟まなかったとしてもこうなるケースが多い。


加えて女性の権利が向上し、子供を産まない権利とか仕事をする権利、家事をしない権利を主張する人もいる。

これだと結婚はしたものの夫は妻を養うだけで、子供を作る造らないの決定権は妻だけにあり、家事もしてもらえないし何もメリットが無い。

女性の権利が拡大するにつれて男性にとって結婚のメリットは少なくなり、むしろデメリットが目立っている。


それなら結婚する必要はなく、一緒に住んで子供をつくり事実上の夫婦として暮らせばいいという人が増えている。

ゴクミとアレジの結婚しない結婚に驚いた日本人だったが、これから確実に日本でも事実婚が増えます。

決定打になるかも知れないのが夫婦別性で、法制化されるかは微妙だが実現したら結婚しても違う苗字になる。

男性側のメリットは皆無で、子供は産まない家事はしない家はほったらかしで苗字も違うのに、生活費は夫が稼いで払わないといけない。

フランスの結婚式では離婚する際の財産分与を決めて、親戚一同の前で読み上げる事もある。

フランスではファミリーという共同体も無くなったし、家族や家という考え方も無い法律上の契約に過ぎない

そこまで徹底したらトラブルも防げるだろうが、もはや結婚する意味もない。