オバマ広島訪問と「人類」の欺瞞

西尾幹二

オバマ広島訪問と「人類」の欺瞞

何ごとにでもすぐ安易に謝罪したりされたりしたがる日本人が、原爆投下に対してだけは謝罪を求める気持ちを持たないということは深く複雑で、簡単にすぐ解ける問題ではない。

70年間にわたり日本人を支配したのは「恐怖」だった。今も消えてはいないし、これからもつづく。

「恐怖」を逃げるために日本対アメリカの対立構図を避けて、日本とアメリカの両方を越える「人類」という概念に救いが求められる。そして、オバマ大統領も私が予想した通り「人類」の語を使った。日本の被爆者代表の人もよくこの語を用いたがる。

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