クウエイトはベニスの商人か

佐々木良昭
クウエイトはベニスの商人か
・・・
イラクの台所事情は、いまだに改善の方向にはあるものの、改善されたわけではない。しかし、そのイラクに対して、クウエイトの大蔵大臣は、債務返済を執拗に迫っている。
 クウエイトは歴史上に起こった自国の災難を、もう忘れたのだろうか
?・・・

その クウェートについては ↓
高山正之の異見自在
湾岸戦争の収支 フセイン大統領も「「黒字決算」
・・・・
湾岸戦争の発端はクウェート侵攻だが、この国は周辺のイスラム教徒、とくに出稼ぎにくるパレスチナ人などには評判が悪かった。王族の暮らしぶりに比べ、驚くほどの低賃金と粗末な待遇をするという。これが「富める者は貧しい者に分かち与えよ」というコーランの教えに反している。
 コーランはまた利息や投機を禁じていて、例えばイランなど原理主義国家では銀行預金に利息はつかない。しかしクウェートは年間七十億ドルにのぼる石油収入を運用し、ほぼ同額の投機利益を得ていた。これも許されない。「クウェート侵攻は天罰」という表現もパキスタン辺りでは聞かれた。

 それにもうひとつ、この国はもともと英国の「クウェート石油会社」で、石油収入の運用を含め、英国はいまだに経済支配を続けている。イラクが攻め込んだとき、日本人が二百余人だったのに英国人が三千三百人もいたこともそうした事情からだ

これなら 納得


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« トルコは、住... 占守島の戦い?? »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。