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宗教と左翼発言で終生の友と軋轢が…今後どうすれば
【Q】宗教と左翼発言で終生の友と軋轢が…今後どうすれば|村西とおる 人生相談
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もとより友人がどんな性癖や宗教、政治信条を持っていようとも、友だちであることには変わりなく、そのことで特段の影響を受け友情にヒビが入るといった経験をしたことがありません。何を信じ、何が好きであっても、友だちであることには変わりがない、は明白なことです。
ただ新興宗教に入った友人と疎遠になったことがあります。なぜかと申しますと、ある時、その友人が新興宗教の仲間と接する姿を見て、私との付き合いに随分と差をつけていることがわかったからです。
その時、彼は宗教仲間の何人かと会合の後、私と待ち合わせをしていたのでしたが、宗教仲間に対する彼の別れの挨拶が私の時のゾンザイさと比べて格段に礼儀正しく、これまでになく媚びへつらう姿を目撃したからです。
私には彼が舞台で演技している俳優のように見えました。友人にどんな思惑があったかわかりませんが、あまりの二重人格ぶりに嫌悪感を抱いたのです。それから彼を色メガネで見るようになり、付き合いはいつか自然消滅しました。
新興宗教の教祖さまの出現で、2人の友情が裂かれたのです。幸か不幸か左翼的発言に染まった友人はおりませんでしたが、日々の暮らしに追われている貧乏暮らしの友ばかりで、高尚な思想信条にうつつを抜かしている暇がなかったというのが正直なところです。が、友だちとはそれでいいのだと思います。
互いに楽しく語り合ったり、バカを言って腹を抱えて笑い合い、浮世の憂さを晴らして、人生を伴走できれば、それでかけがえのない存在なのだと考えます。
友とは、無駄に競ったり、ひとかどの人物であることをひけらかして優越感に浸る相手ではありません。これまでの艱難辛苦の人生で、いざとなればアイツのところに飛び込めば何とかなる、と考えただけで気持ちを落ち着かせることができた男がいます。
実際には助けを求めることがなくても、何か万が一のことがあったら、きっと助けてくれると思える友だちがいるだけで、心の支えとなりました。友情は他の人間関係の基礎となる「他人を丸ごと信じる」という心模様を育む絶好の機会です。
結婚生活においても男女の特別な関係にあっても、「契り合った相手を信じる」という友情に通じる精神を育てることが不可欠だからです。
君子の交わりは淡きこと水の如し、といいます。友情を長続きさせるにはセックスや結婚と同じく、相手に求めすぎないことです。
これからも2倍の喜びに酔いしれ、友情をお育てくださいませ。
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