財務省は官邸に「平伏」 注目「霞が関人事」

ジャーナリスト・歳川隆雄

【永田町・霞が関インサイド】財務省は官邸に「平伏」 注目「霞が関人事」

・・・・注目すべきは、次の財務事務次官である。一部雑誌で「事務次官昇格に黄信号が灯った佐藤慎一主税局長(80年)」と報じられた。

 だが、財務省は省を挙げて首相官邸に平伏して「佐藤財務事務次官」を勝ち取ることができたようだ

 佐藤主税局長自らが昨年末の「軽減税率騒動」の主戦場に飛び込み、官邸から、特に菅義偉官房長官の不興を買ったのは記憶に新しい。

 菅官房長官の怒りが普通ではなかったため、一時は田中事務次官の続投、そして、佐藤主税局長退官・星野次彦国税庁次長(83年)の主税局長就任説が流れた。

 こうしたこともあって、財務省は官邸に対して白旗を掲げたうえで、頭を垂れて従来の自然調和人事の実現を願ったのである。

 最後は、安倍晋三首相が救いの手を差し伸べたので、菅官房長官も了承したようだ。・・・

 主要省庁のトップ人事すべてが官邸主導で実施されるといったことは過去に例がない。

 政府与党は「安倍1強」だが、首相官邸と霞が関の関係は「官高省低」である。・・・

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