モンゴル総選挙、流血と争乱、混乱の巷へ

宮崎正弘
モンゴル総選挙、流血と争乱、混乱の巷へ
鉱物資源が眠るゴビ砂漠開発と外資導入が政策論争の争点だったが

・・・・
ガソリンと生鮮食糧品の急騰による猛烈インフレで国民の不満が高まっていた。
 貧民窟には羊肉しかなく、最大のスーパーマーケットには海外のあらゆる贅沢品が揃うが、これは韓国企業経営。その豪華スーパーの隣りに聳える最高級チンギスハーンホテルは五つ星、なかで食事をすると銀座並みの料金。
 貧富の差の激しさ!
 窮地に立った与党・人民革命党は人気の高いバヤル氏を突如、党首に起用し、鉱物資源法の改正案を提出した。

これはモンゴル有数の財産=ゴビ砂漠に眠る銅、石炭、金などの開発と収益の分配を国民に還元するとしたことで与党への支持が拡大していた。
メディアが与党よりなので、「国民へ還元」というスローガンが利いた。
そのうえ、前回(04年)総選挙で両党ともに過半数に届かず政治的混迷が長期化したことを国民が嫌っていた。・・・・

与党の改正案は鉱区開発への外国資本呼び込みと利益の還元をモンゴル有利にしようとするもの。対して野党は政府が開発費を投じた鉱区はあくまで51%以上を政府が所有するとして譲らなかった

この解説なら まあ 納得
テレビ、 新聞も このくらいの こと 言ってほしい


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