妊婦の香港入り、予約書類義務づけ 中国本土から殺到に
香港で生まれた中国人の子は香港の永住権が得られ、将来の留学や移民などで有利なことから、03年以降、本土から来て出産する夫婦が急増
注目してほしいのは
公立病院での出産費用は、現在の約2万香港ドル(約30万円)から3万9000香港ドル(約59万円)に値上げする
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中国本土の妊婦が永住権目当てで押し寄せている問題で香港政府は16日、中国本土から来る妊娠7カ月以上の妊婦は病院の「予約確認書」がなければ原則として入境を認めないと発表した。
来月1日以降、本土から来るおなかの大きな妊婦は税関で呼び止められ、香港医院管理局や私立病院が発行する「予約確認書」の提示を求められる。観光と偽って香港に入り、病院に駆け込むのを防ぐのが目的だ。公立病院での出産費用は、現在の約2万香港ドル(約30万円)から3万9000香港ドル(約59万円)に値上げする。
香港で生まれた中国人の子は香港の永住権が得られ、将来の留学や移民などで有利なことから、03年以降、本土から来て出産する夫婦が急増。産婦人科の人手やベッドが足りなくなり、地元で反発が強まっていた。
政府は税関に医療関係者を置いて対応する考えだが、妊娠期間の検査を拒む妊婦や、本当に出産目的でない妊婦への対応など、混乱を懸念する声が早くも出ている。 (01/17)