話題提供します 真偽の詮索はご自分でという 無責任サイト
(旧 これは 見とこ知っとこ メモ)
あとはおまかせ
悪いのは役人で、その首を切ることが農水相の仕事だ
高山正之
役人を斬る
江戸中期、スウェーデン人の植物学者ツュンベリが長崎に来て日本人の生活をつぶさに観察した。彼は日本人の礼儀正しさ、街の清潔さに感銘したが、なかでも治安の良さに驚愕している。「法律書は薄く、裁判官も少ない。弁護士がいないのは驚きだが、それで身分によって法が曲げられることもなく、法は正しく運用されている」。
彼が「裁判官」と見たのはじつは町奉行配下の吟味方与力のことだ。人数は南北奉行所で各10人。それで100万都市の江戸の民事、刑事事件をすべて仕切った。
ツュンベリは見落としたが、江戸の警察制度はもっと簡素で、担当したのは常町廻り与力6人。その下に各4人の同心がつき、その下に岡っ引きが3、4人。総計120人で江戸の治安の一切合財を担当した。日本人の上質さの証明だろうが、上に立つ役人にきちんとした教育を受けた武士が当たったことも見逃せない。
いま日本には国の役人だけで50万人もいる。彼らが支那やタイから輸入したコメがメタミドホスに汚染されていた。
昔の吟味方なら支那に返品して契約を打ち切った。しかしいまの役人は支那に遠慮して事故米として格安で払い下げた。赤字になるが、自分の懐で補填するでなし。国に損をさせる背任行為を平気でやっている。
役人は払い下げ業者に検査日を事前に通報していた。接待の準備をさせるためだ。業者はおかげで汚れた支那米を入手価格の30倍で売り抜け、ぼろ儲けできた。
役人は江戸の昔の何百倍にも増えたが、いまの役人はこれっぽっちも仕事をしない。そんな連中は即座にクビにすればいい。そうすれば腹の立つことも減る。国の赤字も大幅に減る。
しかし新聞はなぜか「政府の責任」を追及する。農水相は何をしている、とか。何度でもいう。大臣の責任ではない。悪いのは役人で、その首を切ることが農水相の仕事だ。
役人を斬る
江戸中期、スウェーデン人の植物学者ツュンベリが長崎に来て日本人の生活をつぶさに観察した。彼は日本人の礼儀正しさ、街の清潔さに感銘したが、なかでも治安の良さに驚愕している。「法律書は薄く、裁判官も少ない。弁護士がいないのは驚きだが、それで身分によって法が曲げられることもなく、法は正しく運用されている」。
彼が「裁判官」と見たのはじつは町奉行配下の吟味方与力のことだ。人数は南北奉行所で各10人。それで100万都市の江戸の民事、刑事事件をすべて仕切った。
ツュンベリは見落としたが、江戸の警察制度はもっと簡素で、担当したのは常町廻り与力6人。その下に各4人の同心がつき、その下に岡っ引きが3、4人。総計120人で江戸の治安の一切合財を担当した。日本人の上質さの証明だろうが、上に立つ役人にきちんとした教育を受けた武士が当たったことも見逃せない。
いま日本には国の役人だけで50万人もいる。彼らが支那やタイから輸入したコメがメタミドホスに汚染されていた。
昔の吟味方なら支那に返品して契約を打ち切った。しかしいまの役人は支那に遠慮して事故米として格安で払い下げた。赤字になるが、自分の懐で補填するでなし。国に損をさせる背任行為を平気でやっている。
役人は払い下げ業者に検査日を事前に通報していた。接待の準備をさせるためだ。業者はおかげで汚れた支那米を入手価格の30倍で売り抜け、ぼろ儲けできた。
役人は江戸の昔の何百倍にも増えたが、いまの役人はこれっぽっちも仕事をしない。そんな連中は即座にクビにすればいい。そうすれば腹の立つことも減る。国の赤字も大幅に減る。
しかし新聞はなぜか「政府の責任」を追及する。農水相は何をしている、とか。何度でもいう。大臣の責任ではない。悪いのは役人で、その首を切ることが農水相の仕事だ。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 「アンカー」... | またフジテレビか » |
コメント |
コメントはありません。 |
![]() |
コメントを投稿する |
![]() |
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません |