アメリカはベトナムでの負けを認めみっともなく撤退した。
これで対ソ連に全力投入できるようになりソ連を崩壊させた
これで対ソ連に全力投入できるようになりソ連を崩壊させた
911で最も得をしたのは中国
ソ連がアフガニスタン侵攻したのは1978年撤退は1989年、米軍のアフガン戦争は2001年に始まり2021年に完全撤退が発表された。
バイデン大統領は2001年テロから20年目の2021年9月11日までに、アフガニスタン駐留軍を完全撤退させると表明した。
これは中東でのもっとも重要な戦争が終わったのを意味し、ベトナム戦争終結にも匹敵する
アメリカはケネディ大統領から始まったベトナム戦争に苦しみ、 1975年に米軍の敗戦撤退で終結した。
ベトナム戦争終結によってアメリカは対ソ連に全力集中することが出来、この結果ソ連は1991年に崩壊した。
また第二次大戦でアメリカは太平洋では日本と、大西洋の向こうではドイツと同時に戦い対戦初期にかなり苦戦した。
だがドイツが崩壊すると太平洋に集中でき、あとは一方的な戦いで勝利した。
このように一つの国が2つの地域で同時に戦争すると、全盛期のアメリカであっても苦戦は免れない。
ソ連も全盛期には超大国だったが、アメリカとアフガニスタンで同時に戦う愚を犯し国が崩壊した。
アメリカは2001年の同時多発テロ以来中東に大きな労力をさき、これで空白になったアジアを中国が乗っ取った。
兵力や経済力を中東と極東に分散した結果、アジアでアメリカは劣勢になり中国の庭のようになった。
アメリカが中東から撤退すると全力で中国と戦う事ができるので、中国にとって不利になる。
アメリカは中東で”負け”を認めて中国との戦いに備える
もしアメリカがベトナム戦争にこだわり敗戦を受け入れなかったら、おそらくアメリカは勝利し南ベトナムがベトナムを統一したでしょう。
かわりにアメリカは国力の多くをベトナムに投入し、対ソ連で手抜きせざるを得なくなる。
するとベトナムでアメリカが勝っていたら、今もソ連は存在し現在の中国のように繁栄していたかも知れません。
こういう大局の判断ができなかったのが旧日本軍で、日本の政治を握った陸軍は中国大陸の統一にこだわった。
三国志の読み過ぎなのかもしれないが、他の全てを犠牲にしても中国で勝とうとし、その結果全世界を敵に回して負けた。
1930年ごろまでの日本には徴兵制もなかったし、日本軍は現在の自衛隊より少人数で日本は非武装中立国家のようでした。
日中戦争に勝つために国力のすべてを投入し、日中戦争に勝つために全世界を敵に回し、アメリカとの戦争に全力を尽くすことができなかった。
もし1930年から40年頃までに中国から撤退、敗戦を認めていたら、そもそもアメリカと戦争をする理由もありませんでした。
すると日本が経済封鎖を受ける事もなく、中国は日本と米英仏などが共同開発してそれなりに利益を得られた。アメリカがアフガンから撤退するのは、日本軍が中国大陸での負けを認めて撤退し、より重要な戦いに備えるようなものです。