日本政府は１００兆円の外貨準備金を財源として使う事ができる。毎年１０兆円使っても１０年は持つ

株式日記と経済展望
日本政府は１００兆円の外貨準備金を財源として使う事ができる。毎年１０兆円使っても１０年は持つ

緊急特別テーマ：ついに、血の月曜日　９月１７日　吉田繁治

米国は日本と異なり債務国です。海外から2000兆円のマネーを、借りています。米国の対外総債務は、＄20兆です。
この分の証券・国債・株（まとめてドル証券）が、海外の手持ちになっています。このうち日本がもつドル証券は、世界最大で、＄6兆（600兆円）です

わが国財務省や自民の、世界の金融危機への認識への感度は弱い。だから、ドルを買う。そして100兆円の外貨準備（ほとんどはドル債）を保有したまま放置する

アラブ、中国、ロシアが米ドル建て証券を、売りに出すことが認識される前に、日本（政府＋金融機関＋個人）が保有するドル建て証券＄6兆（600兆円）のうち、対外純資産である250兆円分を、売り抜けていないと、いずれの巨額損が日本にも来ます。これは、日本経済にとって不幸です。
米ドルが80円になれば75兆円、60円になれば120兆円以上の純損失が生じます。そして1997年に続く再びの「金融崩壊」が襲います

米国債は海外が94％を買っている
【重要な事実】
米国債は2004年以後、1年で約＄4000億（40兆円）の新規発行分が、国内では買われていません。国内で売れない理由は、金利が低いからです。
●実に、94％（＄3760億）を、海外の中央銀行、金融機関、機関投資家が買う。この点が、国債を国内消化する日本とは異なります。日本のほうが、本当はずっと強い

新発国債の94％を、外国政府や海外の金融機関に買ってもらわねばならない米国が、米ドルの価値を、＄1＝105円レベル、＄1＝0.7ユーロ付近で維持しているのは、「実におかしなこと」です

米ドル証券が世界に売れたのは、
・90年代は、株価高騰（現在時価2000兆円）があり、
・2000年代は、住宅価格の高騰（現在時価3000兆円）があったからです。

◆外準規模は大きすぎ、ＧＤＰ比10％まで削減を＝大塚・民主金融チーム座長　１０月２日　ロイター
現状で国内総生産（ＧＤＰ）比で約２０％に達する外貨準備の規模を、約１０年間で１０％程度まで半減を目指すべきとの・・・
米国は７４０億ドルで同０．５％、英国が４９５億ドルで同１．８％。欧州中央銀行とユーロを導入している各国の中央銀行で構成するユーロ圏でも２３４９億ドルで同１．９％

＜外準の情報公開を＞
　民主党は、外為特会による米政府系住宅金融機関（ＧＳＥ）債の保有状況が非公開になっていることを問題視・・・　外為特会について「約１００兆円の資金をわずか１８人で運用している・・・


こうした　基本的な　数字は　この際　抑えておきましょう
それにしても　
約１００兆円の資金をわずか１８人で運用
さぞかし　有能な方々なんでしょう～～～