雅子妃殿下はやはりご病気なのだな、と私はそのとき思いました

西尾幹二
皇室と国家の行方を心配する往復メール(四)
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別の話ですが、昨秋皇太子殿下が演奏に参加された音楽会が開かれ、ご皇室の皆様が会場にお姿をみせたという報道がありました。演奏が終って、雅子妃殿下がおひとり真先に席を立ってさっさと帰ってしまったので会場から驚きの声が上ったと、報じられました。演奏会にひきつづき懇親会が催されたそうですが、妃殿下は欠席されました。そこまでは産経にも、他の新聞にも出ていました。

 むしろ私があっと驚いたのは『アエラ』がそのときのある事件を伝えた記事でした(記事を失くしているので正確に書けないのをおゆるし下さい)。演奏会の間、ご皇族の方々にショールのような膝掛けが配られていました。すでに晩秋で寒いからでしょう。妃殿下はおひとり真先に起ち上がってお帰りになったのですが、そのとき隣席の皇后陛下に、ご自分の膝掛けをぱっと渡して立ち去ったというのです。皇后陛下は驚いて、それをお付きの者に回したそうです。周囲では驚きのざわめきが起こったそうです。

 雅子妃殿下はやはりご病気なのだな、と私はそのとき思いました。以前私は妃殿下は病気ではないのではないかと言っていましたが、正常な人なら皇后に対しこんな礼を欠いた不躾な態度がとれるでしょうか。どういうご病気か分りませんが、仮病ではなく、しかも簡単に完治しないご病気なのではないでしょうか

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