心のケア無用論

よくぞ書いてくれました↓
院長のここでしか言えないお話

心のケア無用論

「心のケア」必要論。すっかり行政のマニュアル化しています、専門家を送らねばならぬ。それはつまり送ればいい、であって、その手配さえしておけば能事終われりということです

この対応自体が無用この上ないと思うのです。何故か。子供たちはいつも以上に両親や親族と肌寄せあっているのですよ。もちろん不自由はしていましょうし、 ゆっくり寝られないでしょう、非日常の環境に置かれればそれなりの反応しましょう、しかしそばには両親がいるのです。親族がいるのです。怖い、辛い、しん どい、等々の非日常下の「正常な」心の反応を病気に仕立てて、そこに見ず知らずのアカの他人の専門家の言葉やアドバイスを振りかけたところでどれだけの効 果が見込まれましょうか

子達は病人じゃないです。とんでもないものを見て経験して怖い思いをして、その後にはきっとこうなるのです。きわめて正常な反応です。そしてやがて回復し ていくのです。何と言っても隣に両親がいてくれるのです、医者やなんとか士の百万言に優ります。最上の環境です。親達も迷うことはありません、大丈夫よ、 今は辛抱しなさいね、頑張ろうねと言ってやればいいだけです

カネの無駄遣い、だけじゃなくて有害です。誰に?一に子供達に。二にその親たちに。他人が賢しらに専門用語振りかけるより、両親が抱きしめてやれば、ちゃんと話してやれば彼らはきちんと回復しま しょう。そうやって私たちの先祖は幾多の困難を乗り越えてきたのでしょうに。過去に学ぶべきなのです。人の心などは奈良平安の時代となんら変わりはない筈 です。過保護な社会、幼稚な社会になってしまっている現代です、こういう対応は必要悪で致し方ないにせよ、私たちは自分の持つ心の力を信じ、大人たちは特 に子供に相対する時には肚を据える要があると思うのです。すぐに弱者側に回ろうとする、誰かの所為にしようとする安直さ、意気地のなさ、芯のなさを恥じる べきです。そう大上段に思います。

 

 

 

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