日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* さわやかサマーコンサート *

2013年07月16日 | 歌・音楽・映画・観劇

昨日、海の日は、中央体育館でサマーコンサートが恒例になっている。 

夫の用事の具合で前日まで行けるかどうか分からなかった。  今年はパス、と思いきや行けることになった。
” さわやかサマーコンサート” 入場は1時、開始は2時、入場までに長蛇の列、20分待った。
平均年齢は60くらいだろうか。 しかし年々、来場者が増えているような気がする。
開始までの1時間、そないにしゃべり続ける夫婦でもないので、本でも持ってくれば良かったと後悔。

いよいよ開始。  大阪府淀川工科高等学校吹奏学部の演奏。  
全国大会金賞受賞は24、5回。 何日か前、真夜中のTVで京セラドームで開催された”3000人の吹奏楽”で、
素晴らしい演奏を見たばかりだった。  やはりすごいなぁ。

 

今年、全日本吹奏楽部の理事長に就任された、ユニークな運びで楽しませてくれる丸谷明夫先生の指揮。
学生の演奏はそれはそれで聴かせながら、観客をも楽しませずにはおかないのだ。

奏者、客席が一体となって、ふるさとを歌う。 
この古関祐士先生の作詞、この1番が過去、2番が現在、3番が未来の構成になっていると言う。
200人もの部員がいるらしいが、厳しくもありそれでいて温かい、師弟のの美しさが汲み取れる演奏や語りである。
演奏できない1年生は、最前列で踊りのパフォーマンス、場内の手拍子。

夏の甲子園の開会式”栄冠は君に輝く” を、演奏するそうだ。 

樟蔭中学校、高等学校のバトントワリングのみなさんの演技。
笑顔、はつらつ、躍動感、団結力・・見とれてしまう。

入場の時に渡された棒のようなもの、ぽきっと折ると光る。  こう言うものの名前が出てこない・・。
場内が暗くなり、バトンが光り生徒さんたちの描く光と客席の光が織りなす軌跡。 
きれいで、幻想的だった。

最後は”大阪市音楽団”の演奏。
やはり大人の演奏と落ち着いてゆったりと聴き入る。 聴かせる・・演奏の主張・・そんな気がした。
指揮者ってやはりかっこいい。

途中、外では雨が降ったのだろうか。   帰りは青空で、雨傘から日傘に変わった。
みなさん笑顔、満足な顔して帰って行かれた。

猛暑が続く中、まさに心にさわやかな風が吹いたコンサートであった。
入場から開始までの1時間、夫が何か工夫があったらいいのになぁとアンケート用紙にそのことを書いていた。


* ゆるり一日、映画デート *

2013年05月04日 | 歌・音楽・映画・観劇

「映画でも行こう、見とって」

ネットでナンバパークスシネマ、上映中の映画を見て、内容や感想を見た。
私的には、”バスタブ島の少女”かな、と思っていたが夫は多分それはあかんて言うだろう。
リンカーンとか言っていたが、3Dが結構好きなのでいいだろうとアイアンマン3にした。  

バス停から眺める街路樹。  新しい緑が美しい。
秋のバス停では、もみじの真っ赤といちょうの黄色とが重なりあい、色が奏でる美しきシンンフォニー。
必ず目をやりバッグのカメラを取り出すこの場所。

バスで行った。  2人でバスに乗るのって珍しい。

”アイアンマン3” アバター以来の、3D映画だった。

ネットの評価では、☆☆☆☆だった。 が・・我々年寄りにはさほどでもなく、時折夫のいびきに(こらこら)
そう言う私も、重低音の激しいシーンでも気がつくと目をつむっていたりした。
感想って書きこむのは若者だよね、シニアは感想なんか書きこまないわ、失敗。  ただただCGのすごさを実感したような。
大体ありえないこのような映画は好きでない。  
”バスタブ島の少女”の方が良かった、絶対に感動した。

ナンバパークスで見る映画に、文句を言わず夫に合わせるのは、入り口や広場の花が見られると言う楽しみがあるから。


「今から映画に行ってくるけど、晩ご飯一緒に食べようよ、何がいいか決めといてね」
出かける前に、息子は仕事なので午前中公園で遊ばせていた愛ちゃんに電話をしておいた。

ひろとはいつもと違うお店の回転ずしがいいと言ったが、先に行った愛ちゃんたち、そちらは大行列、恐らく1時間待ち。
結局いつものゆいちゃんご用達、「かっぱずずし!」に変更。
面白い、そのイントネーション 何度言っても 「かっぱずずし!」

ひろと10皿。
最近写真を撮ろうとすると、顔を横に向けたり、変な顔をするひろと。
ママに前髪切ってもらったゆいちゃん、自転車置き場のワンちゃんによしよし。

「いいよね、近いから」 少し肌寒くなった夕方、夫と自転車を走らせた心地よい帰り道。 

和歌山のマリーナシティへ行っていた次女一家が、8時過ぎに帰ってきた。 
「おなかすいた~」 珍しくかんたがべそをかきながら言う。 「おなかすいた~」 なつめも 「食べてかえる~」 
2人の言いぐさが可愛くて、親子に親子どんぶりを作った。   私たちはもちろん、お寿司でおなかいっぱい。

「夕方ひろとたちと食べて、また夜にはなつめたちが来て夕食を食べてくれるなんて、両方に会えるなんて贅沢よね」


* クリスマス・コンサート 神戸・酒心館 *

2012年12月16日 | 歌・音楽・映画・観劇

 


誕生日プレゼントのひとつ、日曜の午後、神戸酒心館ホールでの稲葉和裕さんのクリスマスコンサートに出かけた。
昨年と違って、ノーベル賞を受賞された山中教授が出席された晩餐会で、ワインとして酒心館のお酒が送られている、
その情報がTVでとりあげられたものだから、一躍人気になっていた。

その同じ純米吟醸酒”福寿”は売り切れていて、来年にならないと出来ないと言うが、他の福寿・・館内のお店では大人気。  銘々がおめでたくもあり、我が家もお正月ようにと。

コンサートの前に、お庭のもみじの木、秋を楽しむ間のなかった私は、思わずシャッターを・・10分間くらい楽しんだ。

お庭の酒樽 写真スポット

昨年に続いて・・
夫と稲葉さんのクリスマスコンサートに初めて行き、感想を送ってからのお出会い、それから13年が経過している。
声も演奏も人柄にも惹かれ、一時期熱をあげ、追っかけをして1人で何度か出かけたことがある。 
夫と同じ感動でライブやコンサートを重ねた。

夫が好きな"O SHENANDOAH"  学生時代、夫が良くギターで弾いてくれた私の好きな朝日のあたる家 
”HOUSE OF THE ISIN`SUN”お気に入りの曲に出合うと、気持ちはいっそう高鳴る。

初めて加わったバンジョーの今村さんの素晴らしい演奏と歌、高校生小泉君の演奏、稲葉さんの愛娘、アリサちゃんの歌、
とても楽しいものであった。 私には、13日旅立ったブロ友あいさんへの思いも馳せながら、鎮魂歌のようにも聴いていた。

”ALABAMA JUBILEE”

 

初めのお出会いと変わらない誠実で穏やかなお人柄、ブログもそうだけど夫と同じ感動を味わいながら楽しんでいる。
これは我が人生を彩ってくれている・・これからもずっと、そんな気がしている。


* チューリップ・コンサートでデート *

2012年09月26日 | 歌・音楽・映画・観劇

 

今日は、朝歩いた。
帰りグリーンヒルズの階段を登るとき、カサっと一枚の枯れ葉が目の前に落ちた。  何の知らせなんだろう、これってと思ってしまった。 

萩の花が少しづつ開花してきている。

昨日の夕方とはまた違って、彼岸花がまぶしそうに朝日を受けている。

9月10日、夫の誕生日に香港にいる長女夫婦が次女にあずけておいてプレゼントされた、チューリップの40周年メモリアルコンサートのチケット2枚。
待ちに待ったこの日がきた。

帰宅した夫が、小腹が・・と言うに決まっているので、サンドイッチを用意していた。  「おう」 気が効いてるなぁと、そんな顔をして食べていた。
オリックス劇場、前の厚生年金会館である。  クラッシック、ハワイアン、演歌、演劇とかゴンチチやゴダイゴも来たねとか道中思い出していた。 
運よく近くの駐車場が空いていた。 辺りはぞろぞろと歩く人、人。 間違いなく、コンサートに向かう人たちだ。  年齢層が物語っている。
開場の時間、ちょうど6時半だったので開門を待たずに入場。 

3年前だったか、メンバーの1人財津和夫さんのコンサートを、長女夫婦からプレゼントしてもらって2人で行った事がある。
今年は40周年記念のコンサート、全国ツアーで大阪は昨日に続いて2日目。  一階席の後列の方で、落ち着いて聞ける場所だった。

次女が事前に予習&復習にと、43曲が入った新しい3枚入りのCDを買ってくれたので、今日まで夫はウォークマンで、私はパソコンで聞いていた。
パワフルな5人の演奏と歌が始まった。  平均年齢50歳くらいと夫は言う。  40周年と言うから、私たちが22歳の時の結成になる。
曲が始まると同時に早々に私は手拍子だ。 立ち上がる人、踊る人、何度も来ている人は分かり、ファンあってのものだとしみじみ思った。

5人ともそれぞれに年をとっているので大変だろうと思うが、そこはプロ。 演奏や歌にはそんなことは感じさせない。
コーラスも美しく素晴らしかった。  中でもファンの財津和夫さん、聞き惚れた。
後半に入るともう皆が興奮に包まれ、演奏に歌に酔いしれ・・殆どが立っている。 夫が立った、(すごい!)いや、前の何人もが立ったので
見えなくて立ったのだ。  私も立った、それは周りの雰囲気にのまれて・・若い頃の自分に戻った。
歌詞に自分を重ね、慰めやあるいは生きる力になったあの頃に戻ったような・・身体中が熱くなった。
アンコールは2回、拍手喝さい、鳴りやまない。  トークも飾らない素朴さが良かった。   

本当に良かった・・私たちにはこう言うのが合っている。  稲葉和裕さんの、ブルーグラスは一番外せないけれど。
娘夫婦のお陰で、夫の誕生日プレゼント、私までも楽しませてもらった。 
演奏や舞台をより演出する、艶やかなレーザー光線や照明が歌声と共に、いつまでも余韻となって頭の中を駆け巡っている。 


* 1枚の額 *

2012年08月27日 | 歌・音楽・映画・観劇

8月 田舎へ帰った時、会えなかったけれど実家の甥っ子のお嫁さんが届けて置いてくれた。  リボンをかけた、可愛いラッピングで。

漱石さんの絵や言葉、良く目にする。  私も何枚か持っているし、日めくりカレンダーもある。  そう言えば実家の玄関にも額があった。

 黙ってるけど ずっと そばに居る  話さなくても 一緒がいい 

こんな言葉を読めば、涙ぐみたくなるような・・恋愛時代  こんな言葉が気恥ずかしかった・・新婚時代  今、こそばゆい。

結婚式のお祝いのメッセージに、書くときがある。  ”一生をかけていい夫婦になって下さいね”と。  それでいいと思っている。  

老いるほどに幸せがいっぱいに溢れている母のように、年を重ねるほどこんな夫婦・・いい夫婦になっていく。

私、こんな言葉・・恥ずかしながら、まだ自信がない。  だからまだまだ一緒にいなきゃ。  

額、居間から私の部屋へそっと移動した。