☆アッピア夫です。
先週末は台風21号が日本を縦断し、今週末にはまた22号が同じ経路を・・・
最近の台風の被害は甚大で、地球温暖化をもたらした人間に対する自然からの仕返しを、
嫌と言うほど受けているような気がします。
全国のあちこちで土砂崩れや河川の増水や氾濫が起こりましたが、
私の住む場所の近くを流れる多摩川も氾濫危険水域を超えるまで増水しました。
大きな人的被害までにはなりませんでしたが、河川敷は広範囲に亘って冠水し、
野球やサッカーのグラウンドの多くがすぐに使えないほど酷い状態となりました。
テレビでこの映像を見て突然思い出したのが、「岸辺のアルバム」と言うドラマ・・・
同世代の方であればご存じかと思いますが、歴史に残る名作ドラマです。
私が小学生の頃・・・多摩川が氾濫し真新しい家が流されていく映像をニュースで見ました。
東京都狛江市で起こった台風による水害だったのですが、
家が濁流に呑み込まれるというのは、幼い私には強烈な映像として記憶に残りました。
数年後、その水害を元に山田太一が脚本を書いたドラマが「岸辺のアルバム」・・・
当時のドラマは、いわゆる「ホームドラマ」と言われるほのぼのとしたドラマが多かったのですが、
このドラマのテーマは「家族と家の崩壊」・・・異色のドラマだっただけに余計に印象に残りました。
ごく普通の中流の4人家族が、それぞれに秘密を抱えながら生活をしていく中で、
その秘密が引き起こす出来事が絡み合って徐々に家庭が崩壊していく・・・
そして、その象徴として最後に家が水害で流される・・・
そのラストシーンが、多摩川の水害で流されていく家の実際の報道映像でした。
そのシーンで流れるジャニス・イアンの「ウィル・ユー・ダンス」の曲と共に強烈に脳裏に焼き付いています。
このドラマを観た時は多感な中学生・・・
不倫や倒産などと言うドロドロしたものに対する好奇心が大いに掻き立てられたのを覚えています。
ドラマの最終回では、流される寸前の家から「大切な思い出だから」とアルバムを持ち出すのですが、
そこにはいかにも幸せそうに写っている岸辺で撮った家族写真・・・
その幸せそうな写真と現実のギャップが印象的で、余韻タップリのドラマでした。
今でも鮮明に覚えているので、驚異的な余韻と言うことになりますが・・・
その後、東日本大震災でもっともっと多くのものが流され、
もの凄い数の人の命も奪われる経験をすることになりましたが、ますます巨大化する自然災害・・・
もう「まさか」や「想定外」と言う言葉は死語と化し、
「いつどこで何が起こってもおかしくない」時代に入ったんだなと再認識させられています。
2017年10月27日
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最近の台風の被害は甚大で、地球温暖化をもたらした人間に対する自然からの仕返しを、
嫌と言うほど受けているような気がします。
全国のあちこちで土砂崩れや河川の増水や氾濫が起こりましたが、
私の住む場所の近くを流れる多摩川も氾濫危険水域を超えるまで増水しました。
大きな人的被害までにはなりませんでしたが、河川敷は広範囲に亘って冠水し、
野球やサッカーのグラウンドの多くがすぐに使えないほど酷い状態となりました。
テレビでこの映像を見て突然思い出したのが、「岸辺のアルバム」と言うドラマ・・・
同世代の方であればご存じかと思いますが、歴史に残る名作ドラマです。
私が小学生の頃・・・多摩川が氾濫し真新しい家が流されていく映像をニュースで見ました。
東京都狛江市で起こった台風による水害だったのですが、
家が濁流に呑み込まれるというのは、幼い私には強烈な映像として記憶に残りました。
数年後、その水害を元に山田太一が脚本を書いたドラマが「岸辺のアルバム」・・・
当時のドラマは、いわゆる「ホームドラマ」と言われるほのぼのとしたドラマが多かったのですが、
このドラマのテーマは「家族と家の崩壊」・・・異色のドラマだっただけに余計に印象に残りました。
ごく普通の中流の4人家族が、それぞれに秘密を抱えながら生活をしていく中で、
その秘密が引き起こす出来事が絡み合って徐々に家庭が崩壊していく・・・
そして、その象徴として最後に家が水害で流される・・・
そのラストシーンが、多摩川の水害で流されていく家の実際の報道映像でした。
そのシーンで流れるジャニス・イアンの「ウィル・ユー・ダンス」の曲と共に強烈に脳裏に焼き付いています。
このドラマを観た時は多感な中学生・・・
不倫や倒産などと言うドロドロしたものに対する好奇心が大いに掻き立てられたのを覚えています。
ドラマの最終回では、流される寸前の家から「大切な思い出だから」とアルバムを持ち出すのですが、
そこにはいかにも幸せそうに写っている岸辺で撮った家族写真・・・
その幸せそうな写真と現実のギャップが印象的で、余韻タップリのドラマでした。
今でも鮮明に覚えているので、驚異的な余韻と言うことになりますが・・・
その後、東日本大震災でもっともっと多くのものが流され、
もの凄い数の人の命も奪われる経験をすることになりましたが、ますます巨大化する自然災害・・・
もう「まさか」や「想定外」と言う言葉は死語と化し、
「いつどこで何が起こってもおかしくない」時代に入ったんだなと再認識させられています。
2017年10月27日
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