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息子の学校も「女子の制服にスラックス」導入決定~時代はすっかりジェンダーレス

2021-04-30 23:44:02 | 最近考えること(多様性)
最近は、色々なところでLGBTや価値観の多様性を反映してジェンダーレス化が進みつつありますが、
息子の学校でも女子の制服にスラックスが導入され、スカートかスラックスかを自由に選べるようになりました。

そのような学校も徐々に増えているようですが、もう特定の価値観を押し付ける時代ではないということですね。
社会人の女性のパンツスタイルはもうすっかり定着しているので、学生のパンツスタイルもカッコよくなるといい・・・

いっそのこと、制服をやめて私服にすれば色々な意味でもっと心が自由になるとも思うのですが・・・
因みに私が小学生の頃は、校則でも何でもないのに男子は冬でも半そで半ズボンが当たり前でした。

雪の降りしきる真冬のある日、あまりの寒さに耐えきれずに勇気を出して長ズボンを履いて小学校に行ったら、
まあ同級生のうるさいこと・・・鳥に突っつかれるように囃し立てられ「もう帰る」と、泣いて帰ったことがあります。

その時母親が「そんなこととやかく言う方がおかしい。気にせんでええ。」と言ってくれたことをよく覚えています。

子供の頃は、そういう固定観念が至るところにあって、その圧力との闘いにいつもへとへとになっていました。
特に思春期の頃は、親や先生や周りからの押し付け攻撃に反抗し続けた少年時代だったように思います。

そういう時代背景だったからこそ「尾崎豊」のような反社会的アーティストも生まれたんですよね。

「ジェンダーレス」や「ジェンダーフリー」というと、女性に対する固定観念がメインテーマのように思えますが。
男性も同じで、今考えると昔は随分と理不尽な「男なんだから」「男のくせに」・・・というのが沢山ありました。

「男は泣くもんじゃない」「男なんだからもっと強くなれ」「男なのにこれくらい出来ないのか」・・・
こういう言葉を何度耳にしたことか・・・同年代の男性にとってはこういう言葉は多分耳タコだと思います。

今ではもう死語かも知れませんが、昔はうじうじした男子を「女の腐ったようなやつ」という言い方をしました。
この言葉は男女両方に対して失礼な言い方で、こんな言葉が普通に使われていたのですから酷いものです。

今思い返してみると、昔は本当にとんでもない差別的な価値観や考え方、言い方がまかり通っていましたね。
子供同士でふざけて言い合う程度ならいいのですが、大人から当然のように言われると反発心しか生まない。

「スタンドバイミー」の映画に出てくる4人仲間の男の子たちが、様々な性格を象徴していて好きなのですが、
頼れるリーダータイプ、物語が得意な優しいタイプ、お調子者のいじられタイプ、兵士かぶれの変人タイプ・・・

どのタイプが良い悪いではなく、人はそれぞれ独自の個性を持つことを示してくれるキャストがとても良くて、
皆同じではつまらなく、人それぞれ個性的なのが楽しいし、そういう個性が集まっている仲間がまた魅力的・・・

そういう色々な人間がいることの面白さ、多様性の面白さを感じさせてくれるんですよね、
もう時代は変わり、色々な価値観を受け入れてお互いの違いを楽しむことが出来るようになって来たようです。

何歳になってもそういう変化を楽しめる自分でありたいと、時々現れては叩かれる化石のような古代人種を見て、
反面教師にしようと思っている今日この頃です。

2021年4月30日


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