正月明け5日は早速通院の日。久し振りに電車に乗って都心に出かける。
前日までのお正月気分からすっかり現実モードに引き戻されるなあ。
採血も5本採った。結果を待って診察室へ。今日は看護師助さんも顔を出してくれて、新年のご挨拶ができた。
私 「今年もいろいろあると思いますが、よろしくお願いします。また大騒ぎしちゃうかもしれません。」
助さん「どうぞ、どうぞ、いつでもお待ちしていますよ。」
私からは体調の報告。食事後にガスが溜まりやすく頻便であること、足の親指の爪が剥がれる寸前で、
膿んで痛くてびっこをひいていること、数日前に腕に蕁麻疹が出て痒かったこと、など。
主治医曰く、お腹の件は、以前に開腹手術を2回やっているので癒着があるのかもしれない、
痛くなければ大丈夫とのこと。足指の膿は、見せたら、これは痛そうだとのことで、
飲み薬の抗生剤が処方された。蕁麻疹は原因不明。
採血の結果が出ていた。
白血球4500、good。腫瘍マーカーCEA 2.1、very good。
ただし、貧血が出ていたのと、肝機能数値が上限ギリギリの値だったことが気になる。
肝機能値は、3ヶ月ほど前から微増しているが、主治医は気にするほどではない、とのこと。
と言いつつ、しっかり2月の腹部エコーがオーダーされてしまった。
しこりの方はますます小さくなり、皮膚転移も目立たなくなってきた、very good。
ハーセプチンとタイケルブがしっかり効いている。問題はいつまで効いてくれるかだが、
そのことは考えても仕方ないのでやめよう。あまり長くは効かない、と思うぐらいで丁度いいだろう。
和やかな雰囲気で診察室を出た後、助さんと雑談。
助さん「そういえば、この前精神科の○○先生と会う機会があって、アッピアさんの話で盛り上がったよ。
(盛り上がらんでいいよ)
『アッピアさんは、最初来た時(精神科初受診の昨年6月)よりだいぶ変わって良くなったよね、
今は多少の気持ちの揺れはコントロールできているし、充実しているみたいだよ。
やっぱり、がんの精神ケアはすごく大事だと思う。これからもどんどんがん患者さん回して。』
と先生も話していたよ。この病院もがん患者の精神ケア専門外来作った方がいいんだよね。・・・・」
そうそう、その通り。がん患者は、つらくて当たり前と我慢していることがとても多いように思う。
がん患者本人だけではなく、周りの人もそう思っているフシが多い。
つらいのは仕方ないから、そっとしておいてあげよう、とか、ワガママは許してあげよう、とか。
それでは患者本人はつらいのが続くだけだ。そっとしておくのではなく、関わって欲しい。
そして本人も、我慢せず気軽に精神ケアを受けた方がいいと思う。驚くほど気持ちがラクになって、
今までのつらさは何だったか、と思うだろう。
私の場合は、抗鬱剤パキシル30mgの服用によって、劇的と言ってよいほど気持ちが落ち着き
不安感が減った。不安感の多い生活は、まさにQOLの低下に直結する。
病気が進行しようと症状が多少出てこようと、QOLを低下させては楽しく生きることはできない。
私が言いたいことは、薬を飲もう、ではなく、早めに専門のケアを受けて、つらいことは解決しよう、
ということである。前向きな気持ちになるのは、その後で充分。
精神ケアの重要性を訴えながら、5日の精神科受診はパスした。時間が遅かったのと、足指が痛かったから。
パキシルも在庫が家にあるので大丈夫。
点滴はゾメタとハーセプチン。その日の針刺しは若い女医。その先生、4回失敗した挙句に、
失敗した針の入ったトレイを不注意で落としてしまった。その瞬間、私の左足甲のあたりがチクッと痛んだので、
針が当たったのではないか?女医先生に訴えても無視されたので、看護師に言ったら、
女医先生、しきりに謝っていた。自分の針だからいいが、もし他人の使った針だったらと思うゾッとする。
ちなみに私は針アレルギーがあり、特定のメーカーの注射器しか使えない。
他の人はみな、針が引っ込むタイプの注射器を使うので、私のような心配はないのだろうが。
それにしても昼間から眠い。行きの電車でも点滴中もウトウト。帰りも乗り過ごす始末。正月休みについて
しまった夜更かし癖を早急に直さねば。
本日の業務終了。
次回26日の通院日には、外来化学療法室が新病棟にリニューアルオープンするので、
ちょっと楽しみ・・・。
1日1回、クリックお願いします。励みになります。
前日までのお正月気分からすっかり現実モードに引き戻されるなあ。
採血も5本採った。結果を待って診察室へ。今日は看護師助さんも顔を出してくれて、新年のご挨拶ができた。
私 「今年もいろいろあると思いますが、よろしくお願いします。また大騒ぎしちゃうかもしれません。」
助さん「どうぞ、どうぞ、いつでもお待ちしていますよ。」
私からは体調の報告。食事後にガスが溜まりやすく頻便であること、足の親指の爪が剥がれる寸前で、
膿んで痛くてびっこをひいていること、数日前に腕に蕁麻疹が出て痒かったこと、など。
主治医曰く、お腹の件は、以前に開腹手術を2回やっているので癒着があるのかもしれない、
痛くなければ大丈夫とのこと。足指の膿は、見せたら、これは痛そうだとのことで、
飲み薬の抗生剤が処方された。蕁麻疹は原因不明。
採血の結果が出ていた。
白血球4500、good。腫瘍マーカーCEA 2.1、very good。
ただし、貧血が出ていたのと、肝機能数値が上限ギリギリの値だったことが気になる。
肝機能値は、3ヶ月ほど前から微増しているが、主治医は気にするほどではない、とのこと。
と言いつつ、しっかり2月の腹部エコーがオーダーされてしまった。
しこりの方はますます小さくなり、皮膚転移も目立たなくなってきた、very good。
ハーセプチンとタイケルブがしっかり効いている。問題はいつまで効いてくれるかだが、
そのことは考えても仕方ないのでやめよう。あまり長くは効かない、と思うぐらいで丁度いいだろう。
和やかな雰囲気で診察室を出た後、助さんと雑談。
助さん「そういえば、この前精神科の○○先生と会う機会があって、アッピアさんの話で盛り上がったよ。
(盛り上がらんでいいよ)
『アッピアさんは、最初来た時(精神科初受診の昨年6月)よりだいぶ変わって良くなったよね、
今は多少の気持ちの揺れはコントロールできているし、充実しているみたいだよ。
やっぱり、がんの精神ケアはすごく大事だと思う。これからもどんどんがん患者さん回して。』
と先生も話していたよ。この病院もがん患者の精神ケア専門外来作った方がいいんだよね。・・・・」
そうそう、その通り。がん患者は、つらくて当たり前と我慢していることがとても多いように思う。
がん患者本人だけではなく、周りの人もそう思っているフシが多い。
つらいのは仕方ないから、そっとしておいてあげよう、とか、ワガママは許してあげよう、とか。
それでは患者本人はつらいのが続くだけだ。そっとしておくのではなく、関わって欲しい。
そして本人も、我慢せず気軽に精神ケアを受けた方がいいと思う。驚くほど気持ちがラクになって、
今までのつらさは何だったか、と思うだろう。
私の場合は、抗鬱剤パキシル30mgの服用によって、劇的と言ってよいほど気持ちが落ち着き
不安感が減った。不安感の多い生活は、まさにQOLの低下に直結する。
病気が進行しようと症状が多少出てこようと、QOLを低下させては楽しく生きることはできない。
私が言いたいことは、薬を飲もう、ではなく、早めに専門のケアを受けて、つらいことは解決しよう、
ということである。前向きな気持ちになるのは、その後で充分。
精神ケアの重要性を訴えながら、5日の精神科受診はパスした。時間が遅かったのと、足指が痛かったから。
パキシルも在庫が家にあるので大丈夫。
点滴はゾメタとハーセプチン。その日の針刺しは若い女医。その先生、4回失敗した挙句に、
失敗した針の入ったトレイを不注意で落としてしまった。その瞬間、私の左足甲のあたりがチクッと痛んだので、
針が当たったのではないか?女医先生に訴えても無視されたので、看護師に言ったら、
女医先生、しきりに謝っていた。自分の針だからいいが、もし他人の使った針だったらと思うゾッとする。
ちなみに私は針アレルギーがあり、特定のメーカーの注射器しか使えない。
他の人はみな、針が引っ込むタイプの注射器を使うので、私のような心配はないのだろうが。
それにしても昼間から眠い。行きの電車でも点滴中もウトウト。帰りも乗り過ごす始末。正月休みについて
しまった夜更かし癖を早急に直さねば。
本日の業務終了。
次回26日の通院日には、外来化学療法室が新病棟にリニューアルオープンするので、
ちょっと楽しみ・・・。
1日1回、クリックお願いします。励みになります。
今年もよろしくね
診察の結果、良くてよかったね~
爪とかは気になるけど、大きいところは安心できてよかった。
アッピアさんの言うとおり、病気になってからは「人に関わってもらう」ってとっても嬉しいことだと思ったよ。
でも、実際はなんとなく自分が遠慮しちゃうんだよね…
普段はおばさん全開で図々しいのに、そんなところだけ弱くなっちゃうのよ~
な~んて弱っちいこと言ってないで前向きに楽しもうっと!
ということで、またランチ行こうね~
今まで拝見はさせていただく事はあったのですが、アッピアさんの「人と関わる事への感謝」…そのお話に勇気を出してコメントしました。
私は去年末に再発がわかり、かなり凹みました…そしてブログを始めたのですが、いろんな方のブログを読んで勇気を貰っています。
アッピアさん、ありがとうございます。
そしてこれからよろしくお願いします。
こちらこそ、今年もよろしくです~!
はい、検査結果ホッとしてるよ。
一喜一憂しないつもりだけど、良い時は素直に喜ぼうっと、と思って。
そうだね、「人に関わる」って、病気でなくても病気でも、嬉しいこともあるし、時には煩わしいと思うこともあるし、難しいものです。
でもまあ、難しいこと考えずに、お互いが心地よいことが一番かもね。
kuriさんはこれからのスケジュールは決まってきたのかな。
そうだね、近々ランチよね!
あんまろさんのブログも読ませていただきました。
昨年末の骨転移の告知、さぞかしお辛かったと思います。おそらく再発告知がいちばんつらい出来事なので、これからは、薬が効いてきて落ち着くとか、新たな楽しみを見つけるとか、
少しずつ良いことが増えていきますよ。
骨転移なんて、今の医療技術をもってすれば、再発のうちに入らないですよ!
一旦痛みが出ても、薬が効けば痛みも消えてしまうし。気休めではなく大丈夫ですよ~。
またいつでも遊びにきてくださいね!