Lucky Soul - Hard Lines

洋楽アルバムレビュー/感想。


70～80sの雰囲気強めの、
瀟洒でロマンティックな
レトロモダンガールズディスコポップ作品


◆Lucky Soul - Hard Lines
いつものように90sのスウェディッシュポップ要素や、
レトロポップ要素やフレンチポップ要素もありますが、
全体的に見ると70～80s要素が色濃く、
ディスコ要素やチル要素が強く出てますし、
今まであった可愛い雰囲気が減り、
大人っぽくて都会的な雰囲気が増してますが、
Lucky Soulが持っているオシャレでガーリーな雰囲気は健在なので、
結果的にレトロちっくでいて瀟洒でロマンティックな、
レトロモダンガールズディスコポップ作品に仕上がってますね。

シンプルでいてポップでお洒落でセクシーでガーリー！
露骨に「Madonna」っぽい曲もあるように、
どこかで聞いたような感じはあるものの、
それがオマージュ的に働いており、
個人的には良い方向に出てると思うし、
声の艶みたいのも増して歌唱もより魅力的になっており、
深みみたいな物も増してますし、
心地良いギターのカッティングは最高だし、
ベースラインはクールでカッコイイし、
以前と比べて長い曲が多くて反復も多いのですが
その反復すらも心地良いように、
アレンジが実に素晴らしく、
フックの付け方といい音の選択といい音数のバランスといい、
痒い所に手が届く気持ち良さがある。

個性は失ってないですし軸はぶれてないとはいえ、
音楽性は変わっているので賛否両輪あるでしょうし、
後半少しダレてくる感は無きにしも非ずですが、
この手の音楽が好きなら普通に気に入るんじゃないでしょうか。良作！