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Diablo Swing Orchestra - Pacifisticuffs

2018-02-04 10:50:55 | 洋楽レビュー/感想 2017
洋楽レビュー/感想。

シアトリカル&オペラ的な歌唱が特徴的な女性ボーカルから、
ゴシックメタル的な歌唱をする女性ボーカルに代わった、
トランペットやチェロ奏者など含む8人編成の、
アヴァンギャルド/スウィングジャズメタルバンド作品。
5年ぶりの作品になります。


◆Diablo Swing Orchestra - Pacifisticuffs
いつものアヴァンギャルド/スウィングジャズメタル的な雰囲気や、
場末のキャバレー的なD:S:Oの個性を残しつつ、
カントリーにハワイアンにディスコにアシッドジャズなどなど、
新要素を取り入れているように、
曲のバリエーションが増えてますし、
カルト臭や変態性やメタル要素が薄れ、
全体的に洗練されて聞き易くなったというか、
普遍的な要素が増えましたね。


進化という名の変化をしようという意思を凄い感じるし、
曲のバリエーションが増えたのも良い。
↑のモロにディスコな感じの曲も良いと思う。
でも初期のようなメタル要素やダークな雰囲気や緊張感や混沌さが薄れており、
バンド名にある「Diablo(悪魔)」的な雰囲気や要素が少ないですし、
「Swing」感や演奏のキレやフックも減った気がしますし、
他ジャンルの取り入れ方には中途半端さが見られ、
以前ほどの充実感や満足感が無いですし、
最終的に好みの問題や慣れかもですが、
何より新しいボーカルにあまり魅力を感じないんだよね…
特にジャズ系の歌い上げ系の曲はちょっと聞くに堪えないw
場末のキャバレーで褒められて勘違いして、
都会のクラブに来た女みたいな痛々しい勘違い感があるww
曲によっては聞けるとはいえ、
前ボーカルが力強くて個性も実力もある人だったというのもあり、
個人的にこのボーカルからは物足りなさを凄く感じる…

個人的にはD:S:Oの作品として考えると不満な点が多いのは事実ですが、
未だにD:S:Oの変わりになるようなバンドが居ないですし、
音楽自体は相変わらず個性的で魅力的とはいえ
例えるなら個性的で癖の強いこってり豚骨ラーメンから、
大衆受けする癖の少ないあっさり豚骨ラーメンになったような感じの作品なんで、
昔の曲っぽい雰囲気の曲は特に物足りなさ感じますが、
2nd辺りの癖が一番強かった時代のDSOが嫌いな人や、
新ボーカルに好感持てる人は気に入るかもね。
正直こういう作風&ボーカルなら、
バンド名変えて欲しかったかも…
1stと2ndが大好きなだけに余計に。
そうしてたらもう少し違ったor好意的な評価が出来たかも。


◆おまけ
1stの曲


2ndの曲

以前に書いた2ndのレビュー記事はこちら

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