コミドリコンゴウインコのナッツは2年前に初めて産卵をしました。そして昨年はいろいろと手立てをしたものの卵を4つ産みました。
鳥は卵を作る際、体には大きな負担がかかります。
発情すると肝臓で卵の黄身の成分であるタンパク質や脂質がせっせと作られ、血液を介して卵巣へと届きます。そのため発情が長く続くと肝臓が疲れて悪くなったり、血中の脂質が血管にくっついて動脈硬化が起こりやすくなります。
また、お腹の中の卵は鳥の体と比較するとかなりの大きさです。それをお尻から出す産卵は、卵管の筋肉を強力に収縮させる必要があります。
卵管の筋肉を収縮させたり卵の殻を作るには、たくさんのカルシウムが必要です。なので慢性的に産卵してしまうと体のカルシウムが足りなくなって卵が詰まったり、足が立たなくなったりしてしまいます。
また、卵管が疲れてしまうと正常な卵が作りづらくなるため、余計卵が詰まりやすくなるリスクもあります。
というわけで、今年こそは出来ることならナッツの産卵は避けたいと考えていました。
獣医師に相談するとホルモンを抑える注射あると勧められ、なるべく産卵を促してしまう場所を作らず、人間とのスキンシップもなるべくとらないようにして玩具で遊ばせましたが、本能意識の方がはるかに強く…ある朝ケージの中に小さな白い卵を産み落とし懸命に温めているナッツを発見しました。
鳥は日中は窓際で日光や風に触れられるように過ごしています。夜はリビングの一角に作ってある寝床にケージを移してカバーをかけ暗くして寝るのですが、今回ナッツが産卵した場所が寝床だったのでケージはそのまま置いてそこを巣にして卵を温めることになりました。
卵を温めている時のナッツはとにかく凶暴になります。巣のそばを通ろうものなら飛び出してきて、襲い掛かってきます。が、今回はケージの中ということで飛びたすことはなく他の動物たちにとっては良かったのですが、今回初めて気づいたことがあります。
母となったナッツは巣の中では餌も食べず糞もしないのです。(水は飲んでいましたが)ですから、定期的にケージからだして餌をあげたり糞をさせました。
そんなナッツの行動から思うのは、親の心はいつでも子どもに向いているのだな…ということです。ナッツの行動は生まれてくる雛鳥の環境を整えるための親心なのではないかと思うからです。
私も息子が病気になったときには出来ることなら変わりたいと思いましたし、どんなことでも力になろうと思いました。それだけ親にとって子どもは無条件に愛を渡せる存在なのだと思います。
未熟な私でさえそう思うのですから、霊の親である神の子どもへの愛はいくばくかを考えると胸が熱くなります。同時に、今の地上世界の混乱をみてどれだけ心を痛めているのかを想像すると胸が締め付けられる思いになります。
そこでシルバーバーチの言葉から少しでも神の御心を理解して、その御心に従った生き方をしたいと思います(*1)
「愛とは神の法則のことです。神の御心です。なぜなら、神そのものがすなわち愛だからです。従って、神の御心にかなった生き方をしていれば、それは愛を表現していることになります。
私の言う “愛” とは、慈悲の心、奉仕の精神、犠牲的精神、要するに自分より恵まれない者のために、自分の能力の範囲内で精一杯援助しようとする心を言います。自分のことをかえりみず、助けを必要とする人のために、出来る限りのことをしてあげようとする心、それが愛です」 シルバーバーチの霊訓8
絵本は全部で「コトとシンのうちゅういちたのしいおはなし」 「コトとシンの10のどうして?」 「コトとシンのうちゅういちたいせつなおはなし」 「コトとシンのうちゅういちすてきなおはなし」
「コトとシンのうちゅういちふじぎなおはなし の五部作です。
「コトとシンのうちゅういちたいせつなおはなし」 「コトとシンのうちゅういちすてきなおはなし」には、神の摂理や神の愛についてはもちろん、神が地球にとどまらず宇宙の隅々まで存在しているという壮大なスケールの内容が描かれています。コトとシンの絵本からたくさんの神を見出して、日常を明るく元気に過ごしてくださることを願っています。
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