鳥と犬と猫と、ときどき雀

ー鳥2羽と保護犬2匹と捨て猫2匹との生活を綴ったブログですー

コミドリコンゴウインコ・ナッツ三度目の産卵

2023-10-01 | 鳥のこと

コミドリコンゴウインコのナッツは2年前に初めて産卵をしました。そして昨年はいろいろと手立てをしたものの卵を4つ産みました。

 

鳥は卵を作る際、体には大きな負担がかかります。

発情すると肝臓で卵の黄身の成分であるタンパク質や脂質がせっせと作られ、血液を介して卵巣へと届きます。そのため発情が長く続くと肝臓が疲れて悪くなったり、血中の脂質が血管にくっついて動脈硬化が起こりやすくなります。

また、お腹の中の卵は鳥の体と比較するとかなりの大きさです。それをお尻から出す産卵は、卵管の筋肉を強力に収縮させる必要があります。

卵管の筋肉を収縮させたり卵の殻を作るには、たくさんのカルシウムが必要です。なので慢性的に産卵してしまうと体のカルシウムが足りなくなって卵が詰まったり、足が立たなくなったりしてしまいます。

また、卵管が疲れてしまうと正常な卵が作りづらくなるため、余計卵が詰まりやすくなるリスクもあります。

 

というわけで、今年こそは出来ることならナッツの産卵は避けたいと考えていました。

獣医師に相談するとホルモンを抑える注射あると勧められ、なるべく産卵を促してしまう場所を作らず、人間とのスキンシップもなるべくとらないようにして玩具で遊ばせましたが、本能意識の方がはるかに強く…ある朝ケージの中に小さな白い卵を産み落とし懸命に温めているナッツを発見しました。

 

鳥は日中は窓際で日光や風に触れられるように過ごしています。夜はリビングの一角に作ってある寝床にケージを移してカバーをかけ暗くして寝るのですが、今回ナッツが産卵した場所が寝床だったのでケージはそのまま置いてそこを巣にして卵を温めることになりました。

卵を温めている時のナッツはとにかく凶暴になります。巣のそばを通ろうものなら飛び出してきて、襲い掛かってきます。が、今回はケージの中ということで飛びたすことはなく他の動物たちにとっては良かったのですが、今回初めて気づいたことがあります。

母となったナッツは巣の中では餌も食べず糞もしないのです。(水は飲んでいましたが)ですから、定期的にケージからだして餌をあげたり糞をさせました。

そんなナッツの行動から思うのは、親の心はいつでも子どもに向いているのだな…ということです。ナッツの行動は生まれてくる雛鳥の環境を整えるための親心なのではないかと思うからです。

 

私も息子が病気になったときには出来ることなら変わりたいと思いましたし、どんなことでも力になろうと思いました。それだけ親にとって子どもは無条件に愛を渡せる存在なのだと思います。

未熟な私でさえそう思うのですから、霊の親である神の子どもへの愛はいくばくかを考えると胸が熱くなります。同時に、今の地上世界の混乱をみてどれだけ心を痛めているのかを想像すると胸が締め付けられる思いになります。

 

そこでシルバーバーチの言葉から少しでも神の御心を理解して、その御心に従った生き方をしたいと思います(*1)

「愛とは神の法則のことです。神の御心です。なぜなら、神そのものがすなわち愛だからです。従って、神の御心にかなった生き方をしていれば、それは愛を表現していることになります。
私の言う “愛” とは、慈悲の心、奉仕の精神、犠牲的精神、要するに自分より恵まれない者のために、自分の能力の範囲内で精一杯援助しようとする心を言います。自分のことをかえりみず、助けを必要とする人のために、出来る限りのことをしてあげようとする心、それが愛です」  シルバーバーチの霊訓8

 

シルバーバーチの言葉の「愛とは神の法則のことです」から神は愛の方なのだと思いました。この全大宇宙は神の法則・因果律によって規制され支配されていますが、その全ての根底に神の愛があるということです。(*2)
 
人間心では愛とは思えない、窮状や病気、貧困や災害なども全ては人間の進化成長を願った苦しみであり神の深い深い愛です。
 
もちろん温暖化による異常気象や戦争、飢餓など人災のような苦しみも多々ありますが、それも因果律の働きであるのは明白です。
人類がこしらえた因果律の結果を人類全体で受けているのだと私は感じますし、人災ゆえの苦しみにも必ずや神の愛は働いているのですから、人類の一人として苦しみを受けていきたいとの覚悟はあります。
 
神の愛はどのような困難苦難に対しても必ず進化成長へと導く摂理となって働いている、その愛の深さに感嘆し信頼がますます強くなっていきます。
 
 
また人間心では苦しい息子の病気にも霊的背景があり、その結果を受けているという実にシンプルな出来事に過ぎないのだと理解もできました。
神の愛は、その苦しみに立ち向かい乗り越えていくことで強く逞しい魂になっていくこと、という深い愛だということも分かりました。
 
であるならば神の御心に適って生きていきたいと思います。
何よりも息子自身がこの苦しみを魂の肥やしにしていけるように力になりたいと強く思います。自分の肉の子どもの枠を超えて一人の霊として成長してほしいとの願いです。
 
この宇宙には神の愛に満ち溢れていることや神は絶対に見捨てることがないことを知って、どんな状況にも屈することなく立ち向かえる強い魂になってほしいと思います。
 
 
それはこの地球に住んでいる今苦しみの最中にいる人達に対しても同じです。
 
神の摂理という絶対に公平・平等に働く法則が宇宙を支配していることを知り、今の苦しみにも必ず埋め合わせの原理が働くことを知って乗り越えてほしいと切に思います。
しかし今の地上世界には霊的真理を知り、神の摂理が公正に働くことを知る人はほんの僅かです。
 
ですから物質的な豊かさや地上でしか通用しない権力にしがみつき手放せずにいたり、それこそが幸せであると思っているのだと思います。
 
でも本当の幸せとは死と共に消えてなくなる物質的なものではありません。
死後にも続く霊の世界でも消えることなく、その人の本質となって表現される愛であり強く逞しい魂なのだと思います。
 
そのために神は進化に向けて働く摂理を用意してくださり、全ての人が受け取れるように配慮してくださっています。とても慈悲深い愛をもって私たちを包んでくれているのです。神の親心とは何と深遠なのかと思います。
 
この地球という苦しみの多い星で、今まさに苦しんでいる多くの人が真理を手にして神の御心に従って生きれる星になることを心から願いたいと思います。
 
 
 
シルバーバーチの言葉です。(*1)
 
「その力(全生命を創造した巨大な力)は、あなた方が見捨てない限り、あなた方を見捨てる事はありません。その力を、我が力とし、苦しいとき時の避難場所とし、心の港とする事です。神の愛が、常に辺りを包み、あなた方は、その無限の抱擁の中にある事を知って下さい」   シルバーバーチの霊訓9 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
(*1)「シルバーバーチの霊訓」は、スピリチュアリズム・ブックスから購入できます。
 
(*2)  「関東シルバーバーチの会」という、「シルバーバーチの霊訓」を学ぶ読書会のメンバーが「あいのしんこと舎」を設立し、自費出版にてスピリチュアリズムの知識を分かりやすく絵本にしました。

絵本は全部で「コトとシンのうちゅういちたのしいおはなし」     「コトとシンの10のどうして?」     「コトとシンのうちゅういちたいせつなおはなし」    「コトとシンのうちゅういちすてきなおはなし」

「コトとシンのうちゅういちふじぎなおはなし の五部作です

 「コトとシンのうちゅういちたいせつなおはなし」   「コトとシンのうちゅういちすてきなおはなし」には、神の摂理や神の愛についてはもちろん、神が地球にとどまらず宇宙の隅々まで存在しているという壮大なスケールの内容が描かれています。コトとシンの絵本からたくさんの神を見出して、日常を明るく元気に過ごしてくださることを願っています。


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