誰にでもダッコをねだる
甘え上手なハゲマル
愛想を振りまくから
見知らぬ人にもよく声をかけられる
見習うべき社交性‥
さて
そんなハゲマルに小さな依頼
「△さんにダッコさせもらえませんか?」
施設の職員さんからのお願いだ…
“お座り”も“待て”もできない
おバカなハゲマルだから
体の不自由な△さんに
怪我でもさせたら大変だけど
ダッコくらいなら‥と
快く引き受けた婆ちゃん
私は仕事だから
その現場は見れなかったけれど
十分お役に立てたようで
△さんは自由にならない体で
ハゲマルをダッコし
ハゲマルの大歓迎を喜ばれ
自由にならない手を振って
帰られたそうだ
セラピードッグの足元にも及ばない仕事ぶりで
ハゲマルの場合は遊びの延長だけれど
それでも
△さんの心の癒しと
ほんの少しでも
リハビリのお役に立てたのなら
幸いだ‥
ママ鼻高