未熟なカメラマン さてものひとりごと

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石鎚山登山 土小屋からその2 平成26年6月1日(日)快晴

2014-07-02 21:01:39 | 山歩き

しばらくすると眺望が開けてきます。

土小屋から続く登山道は、約4.6キロ。尾根道を歩くので気分も爽快です。ただ日差しはあいかわらずきつく、成就社ルートとの合流地点の二の鎖小屋まで日陰で2.3度休憩を摂りました。途中、雪渓が残っている谷が2箇所ほどありました。手を当てるとひんやりとして冷たく、頭を突っ込んだらどんなに気持ちがいいだろうなと思いながら通り過ぎました。

以前、ツアーに参加したとき、添乗員さんが夏山の登山では、飲物をペットボトルごと冷凍庫で凍らせたものを持ち歩くとよい、と教えてもらったので、今回2本を用意してきました。適度に氷が解けて常に飲みごろの状態が続きます。歩くにつれて遠くに最高峰・天狗岳が徐々に近づいてきます。頂上に立つ人のシルエットも確認できましたが、ここからみる天狗岳は、まさに絶壁の岩山でした。

成就社ルートとの合流地点から徐々に急激な登りが続きます。アルミ製の階段がこれでもかと試練を与えてくれます。そしてついに山小屋が見えてきました弥山頂上です。土小屋をスタートして約2時間半が経過していました。ほぼ標準的なタイムで登りきることができました。ちょうどお昼時だったので、大勢の人がお弁当を広げていました。ガスで湯を沸かしカップ麺を食べている人もいます。一番先の岩場まで行って記念撮影をしたあと、しばらくパノラマを楽しみました。
石鎚神社の頂上社では、法螺貝が鳴り響き、手を合わせる白装束の信者の姿がありました。まさに霊験あらたかな信仰の山というのがよくわかります。

さて、これから天狗岳を目指すかどうかですが、随分迷いました。天狗岳にはここから鎖を伝って降りたあと、細い尾根道を歩き岩場を登らなければなりません。私の知人が、「天狗岳には絶対登った方がいいよ」と言っていましたが、今回の同伴者Iさんが、「私は行きません」と何か信念があるようでした。そばで休憩をしていた人が、「今、登っている人が少ないのでチャンスですよ!」とアドバイスしてくれましたが、結局断念することにしました。

このあと山小屋で、軽い食事(カレーライス)をしたあと下山にかかりました。下りは楽なはずなのに膝に随分負担がかかっているのがわかります。土小屋まで随分遠い感じがしました。帰路は、同じ県道を引き返しましたが、幸運にも対向車にはほとんど出会うことなく、道の駅「木の香」にたどりつきました。こちらには、人気の温泉があるのです。駐車場はほぼいっぱい。明るいうちに温泉に浸かるのは、なんたる贅沢なことか。

こうして、登山と温泉を楽しめた今日一日でした。登っているときは結構つらいのに登ってしまうと、そのつらさを忘れてしまい、またどこかに登りたい!と思ってしまう。これが山歩きの魅力でしょうか。
井原には夕方の6時前に到着しました。明日が休みならよかったのですが、それでもいい気持ちの切り替えができました。(おわり)


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