全天候型 夏向きの店構えの「手打ちうどん小出」
3月16日の土曜日、数日前の朝刊の地域欄に、笠岡湾干拓地の道の駅「ベイファーム笠岡」前の菜の花畑が見ごろと紹介されていました。これは、行ってみなければと思いました。ついでに枝垂れ梅のきれいな矢掛・観照寺を今年も訪ねてみたいと思いました。家を出たのが遅かったので、その前に食べログで調べた、うどんのお店でまず食事をすることにしました。そのお店は「手打ちうどん小出」といい、幸いにも矢掛観照寺の近くでした。
国道486号線を倉敷方面に進み、左側に井原線の三谷駅が見えたら、右側の橋を渡り、洞松寺、観照寺方面に進みます。するとすぐにブルーのうどんと書かれた幟が道路脇左側に立っているのが見えます。あとは、幟をたよりに進むだけですが、道はだんだん狭くなる田舎の民家が立ち並ぶ地域、最後には車が交わせないような道路幅になります。そして店の暖簾がふと目に入ると、駐車場スペースは、道路を挟んで店の反対側の2台のみ。横には、テントが張られ、長机が置いてあります。お店の方がいっぱいになったらこちらで、ということでしょう。店は、長机が2脚置いてあるだけのわずかなスペース。二組の先客がありました。なにせ、鉄パイプを組み立てただけのものですから、仕切りがなく部屋の体をなしていません。ということで、12月から2月の3か月間は営業していないようです。老夫婦だけでやっておられるようで、営業時間も11時から13時まで、しかも麺が無くなり次第終了だそうです。最近、材料代が上がってやむなく一斉に50円値上げしたとか。きつねうどんを注文しましたが、アゲは厚みがあり、麺も、出汁もなかなかの味でした。
しかし、このような場所でよく商売が成り立つものだと、感心します。今やネット社会、その道ではうどんの穴場店として知られているようでした。帰ろうと車に向かうとき、2台の訪問客らしい車がやってきました。そして、もう一台。口コミで来られたのでしょう。次の客のために急ぎ駐車場をあとにしました。
次に向かったのが矢掛の観照寺です。実はもう5年間、毎年訪問しています。県内ではめずらしい臥龍梅の古木と、美しい枝垂れ梅が数本あります。また、庫裏内では梅の盆栽が梅まつりの開催期間に合わせて展示されます。お茶やお茶菓子が無料で振る舞われ、運が良ければ住職のお話を聞くことができます。庫裏内からガラス越しに見る臥龍梅と枝垂れの競演は実に見事です。今回の訪問ですが、今年は4日前の12日(火)あたりが見ごろと聞いていたので、覚悟はしていましたが、まさにその通りでした。しかし遠目に見ればまだまだ雰囲気が味わえます。また来年に期待して観照寺をあとにし、道の駅「ベイファームに向かいました。(つづく)
枝垂れ梅が美しい矢掛・観照寺の境内
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます