矢掛本陣石井家 本文とは関係ありません。
データによる高校駅伝有力校の分析をしています。例によって敬称略。過去の駅伝記事は、カテゴリーから‘駅伝’をお選びください。
インターハイが終わりました。特に注目されたのが、至学館高校(愛知県)の向井智香、800m.1500m.ともに1位という素晴らしい成績でした。そしてもう1人が、鹿児島女子高校の倉岡菜々です。3000m.1位、1500m.2位という成績、ともに3年生、最後のインターハイで有終の美を飾りました。
さて、このブログでは、あくまで師走の駅伝有力校の今年の動向を探ることです。残念ながら彼女たちの所属する2校の出場は現状では難しいと思います。
それでは、現在のデータにより全国大会で優勝に絡むのはどの学校でしょうか。
大阪薫英女学院高校(大阪府)
現状、もっとも力が充実しているのが、大阪薫英女学院高校です。インターハイ決勝では、高松望ムセンビにトラブルがあり途中棄権となりましたが、3000m.で妹の高松智美ムセンビが7位、嵯峨山佳菜美が9位という素晴らしい成績でした。3000m.持ちタイムランキングでもこの3名が8位以内となっています。
3年生になった前田梨乃、田中綾乃が、大会本番までに昨年並みの実力を発揮できれば、今年も優勝に一番近いところにいるのではないでしょうか。また、徐々に記録を更新している1年生の竹内ひかりも気になります。
それでは、昨年の同時期と記録を比較してみましょう。(抽出 上位100位以内)
3000m.(今年8月 タイム・順位 ← 昨年8月 タイム・順位)
高松望ムセンビ 9.11.01(5位)←9.02.85(2位)
高松智美ムセンビ 9.13.55(7位)
嵯峨山佳菜未 9.13.60(8位)
1500m.(今年8月 タイム・順位 ← 昨年8月 タイム・順位)
高松望ムセンビ 4.17.89(2位)← 4.18.01(1位)
高松智美ムセンビ 4.26.59(31位)
竹内ひかり 4.29.06(60位)
前田梨乃 4.29.55(70位)←4.32.38(91位)
嵯峨山佳菜未 4.29.78(73位)
田中綾乃 4.31.71(95位)←4.29.68(48位)
インターハイ3000m.決勝
高松智美ムセンビ 9.17.38(7位)
嵯峨山佳菜未 9.27.52(9位)
高松望ムセンビ 接触トラブルにより棄権
昨年のインターハイ
加賀山実里 9.26.58(13位)
第9回世界ユース選手権(コロンビア・カリ)
嵯峨山佳菜未 9.33.85(決勝6位)
今年も層が厚い薫英女学院高校です。記録から昨年とほぼ同等の力を有していると思われます。1人が故障しても、ほぼ同等のメンバーが組める。これが優勝する絶対条件です。
(つづく)
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