未熟なカメラマン さてものひとりごと

ようこそ、おいでくださいました。

日本さくらの名所百選「斐伊川堤防桜並木」を訪ねて(島根県雲南市木次町)

2013-04-02 21:29:20 | 観光名所

斐伊川にかかる沈下橋。どこか懐かしい風情を感じます。

3月30日土曜日。桜の開花期間はあっという間。その見ごろがうまく週末に当たればいいのですが、早かったり遅かったりとなかなかそうもうまく行きません。どうせなら満開の桜を見たいと、前日にネットで近隣の桜情報を調べてみると、島根県の斐伊川堤防桜並木が満開とありました。場所は、JR木次線の木次駅近く。ちょっと遠いですがドライブがてらに行ってみることにしました。
出雲方面に行くとき、いつも迷うのが、どのルートで行くかです。高速道路で岡山自動車道を北上し、米子から出雲に至るルートと、182号線を北上し東城経由で、奥出雲、雲南と進む一般道を通るルートです。時間で比較するとあまり変わらないような気がします。高速料金と燃料代を考え、今回は一般道を通っていくことにしました。

途中、「東城」と「奥出雲おろちループ」の道の駅で休憩しました。このルート、道路は空いていて、しかもほとんど信号がないので、とても快適です。自宅を出て約3時間、やっと目的地に到着です。駐車場は、案内標識に従って進むと斐伊川の河川敷にありました。桜まつりが開催されていて周辺は相当な人出です。河川敷から最初に目にしたのが、沈下橋です。このような橋は意外と全国にあるようですが、岡山県南部ではまず目にすることはありません。情報誌なのでよく目にするのが四万十川に架かる沈下橋です。川の水面に近いコンクリート製の橋を人が渡る姿にはどこか懐かしいような風情を感じました。
対岸から沈下橋を渡ってくると支流にかかる小さな橋があり、お目当ての斐伊川堤防桜並木に出ます。駐車場からも想像できましたが、すごい人出です。この堤防、ゆったりとして道幅も広いのですが、それでも露店の前あたりは通行も困難なほどでした。



大勢の花見客でにぎわう斐伊川堤防桜並木

堤防の斜面は緩やかで、しかも川との間に適度なスペースがあり、多くの花見客が、シートを敷きお弁当を広げていました。この斐伊川堤防桜並木は、島根県で唯一、日本さくらの名所100選に選定されています。
説明文には、「大正9年(1920)頃から木次町民によって植栽がされはじめ、昭和の初め、御大典記念事業として本格的に堤防一帯に植えられました。植栽後、木次小学校の児童たちがそれぞれ木の受け持ちを決め世話をしました。木次町民のさくらを愛する心により成長したものが今日の並木です。このさくらトンネルは、2キロメートルにおよび中国地方随一と称賛されています。品種はソメイヨシノ、サトザクラ、ヤマザクラなど800本あります。」とありました。ということは、一番古いもので樹齢90年を超えていることになりますね。

話が余談になりますが、私の住んでいる岡山県井原市にも、まったく同じような桜のトンネルがあります。近年、岡山県内でも桜の名所として認知度が高くなってきました。距離2キロは、斐伊川堤防桜並木に負けていないと思いますが、一級河川の斐伊川の堤防と比較すると道幅が半分ほどと狭く、しかも生活道となっているため、車が通ることが難点です。ということで堤防にはお弁当を広げるスペースもありません。(公園が数カ所あり)高さも斐伊川堤防桜並木ほどありませんが、低い部分、迫力もあります。距離的にもウオーキングに最適、人は多くありませんし、小田川を眺めながらの散策もなかなかのものです。近隣の方は是非、お出でください。今週末までが見頃です。

話が、斐伊川堤防桜並木に戻りますが、折角なので端から端まで歩いてみました。はずれ近くになると人の姿も随分少なくなり、ゆっくりと春の気分を満喫できました。今日の訪問予定は、ここだけだったので、このあとすぐ家路に着きました。(つづく)



ご参考:延々と桜のトンネルがつづく井原堤 H25.3.31
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 1千万本の菜の花畑 笠岡湾干... | トップ | 帰りに奥出雲湯村温泉を訪ね... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

観光名所」カテゴリの最新記事