クガイソウ
長浜のホテルを7時45分に出発し伊吹山に向かいました。関が原の伊吹山ドライブウエイ口までの所要時間は30分ほどですが、実はここからが長いのです。
伊吹山、今回が三度目です。昨年の夏、7月21日お花畑を楽しみに来ましたが、見ごろには早く、次は8月の始めに来ようと決めておいたのです。途中にはやはりイヌワシの撮影する人たちでしょう。
超望遠レンズを装着したカメラを三脚に構え、遠くを見つめている人の姿が随所に見受けられました。
30分ほどかかって、やっと駐車場に到着です。リュックにポールを用意、登山靴に履き替えトイレを済ませていざ出発です。
伊吹山の夏の景色として当たり前のように紹介されているシモツケソウのピンクの花が一面に咲いているあの風景に果たして出会えるでしょうか。
山野草を見つけては、写真に収めて歩くと結構、時間もかかります。しかし山を登っている感覚はありません。前回に比べ花は随分開花していますが、残念、あの風景にはまだ出会えませんでした。察するに一番の見ごろはもう少しあと、ずばり8月10日ごろでしょうか。
しかし歩いていると山野草に詳しいひとはいるものですね。さすがに1人ではつぶやきませんが、夫婦や団体の人たちの中には詳しい人もいて、花を見てはどのような花か、かならず説明している人がひとりいます。横から聞いているだけでも随分参考になります。
メタカラコウとシシウドの群落
シモツケソウ
そうこうしているうちに頂上に到着です。前回は雨でしたが、今回はまったくその心配はありません。逆に日陰を探すのが難しいくらいです。山小屋の隅のベンチで、カキ氷をいただき、持参したおむすびでしばし休憩です。ちょうど目の前にはカワラナデシコがたくさん咲いていました。今年も郵便局の出前コーナーがありました。前回は雨具を着ての販売でしたが、今日はその心配はありません。記念切手でしょうか。声につられて集まる人の姿がありました。
東登山道から頂上を望む
頂上で休憩をしたあと、東登山道を降りることにしました。ここでシシウドのお花畑にあうことができました。そしてもう少し下ったところで、ロープ越しにメタラカコウにとまる大型のチョウを発見しました。
アサギマダラでした。意外な遭遇にびっくり、感動です。私がアサギマダラに出会うのは、これが3度目です。1回目は、世羅高原のダリア畑で、2回目は大山のリフト乗り場付近でした。アサギマダラは渡りをすることで知られる大型のチョウです。飛び方はいたって優雅。しかし大空に上がると、まるで小鳥のように俊敏な動きになります。あとで調べたところによると、伊吹山のこの東登山道ではよく見られる光景だそうです。夏はこのような高地で、初秋にはもう少し平地に下がっていくようですが、実はその実態はあまり解明されていません。よくマーキングをして調査をしている団体もあるようですが、研究とはいえ、それはまったく人間の身勝手。是非、やめていただきたいと思うのです。
アサギマダラとの感動の出会い
アサギマダラ
こうして、東登山道を降りていくと、やがて駐車場が見えてきました。時刻は11時前でしたが、観光バスは何台も駐車し、駐車場もほぼ満車状態となっていました。車に戻ってひと息入れる頃、西登山道の登山口は、人で大渋滞となっていました。
満開のお花畑に出会うことはできませんでしたが、アサギマダラに出会えて記念すべき一日となりました。前回は、醒ヶ井のバイカモをみて帰りましたが、今回はまっすぐ帰ることにしました。(午後4時45分自宅到着です)
混雑する西登山道
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