近くに居ながら名所を訪れていないなんて勿体無い。
よくある話かもしれないけど。
前回は6月に訪れたがやはりススキは外せないかと滑り込み。
シーズン真っ只中のフワッとした穂先に比べたら旬を過ぎた感はあったが行って良かったと思う。
手持ちの夏インナーにレイヤースタイルでダウンジャケットも丸めてリュックへ。
登りは汗をかき下りは着込むのはロードバイクと同じ。
ただ山頂でのお弁当は震えた。めっちゃ寒かった。
岩湧山は癒しのコースというが私にとってはなかなかたいへん。
そもそも登り始めすぐに「こんな調子やけどイケる?」って言われてる気がする。
ビビりながら腹をくくる。
ヨイショというレベルでできた石段。
これがボディブローとなる。
昨夜の雨で心配したようなぬかるみは無く、それでも濡れ落ち葉とゲンコツ大の石ころには緊張した。
落葉のカラーは黄色〜オレンジ色〜赤色と暖色系のパッチワークで最高に綺麗。
もみじ、桜、松ぼっくり、ロマンチックを息を切らして味わう。
どんどん登っていくと急に風の通りの良いスポットがある。
ザザぁーーーっと風が猛烈に吹く。
プテラノドン飛んでる?
平日だけど何人もの人とすれ違い、前からも後ろからも声がする。
強者っているよね。
トレランの人、短パンですやん。
赤ちゃんを背負ったパパさんと三人の子どもたち、そしてママ。がんばるねー
そして吹き荒れる山頂付近。
キタキタキタキターーーーー
ザ・ススキ。
これでもかというほどの階段を登って登って登り倒す。
私の視界には背丈より高いススキと延々と続く階段。
杭が寝転がる階段を踏みしめる。
ススキが物凄く揺れている。
私はどこに居てどこに向かっているのかわからなくなってくる。
登り切ったところには祠があって、私の身代わりに人身御供となったユキちゃんが真っ白な手を振って、、、
こっちやで、、、もうちょっとや、、、、こっちやで、、、、
ざわわ〜ざざ〜
いやぁー堪忍してー膝が、膝が、痛いよー。
どうか呪いじゃありませぬよう。
おおお〜怖っ、妄想に取り憑かれた。
秋の岩湧山。
来年はもうちょっと早い時期に行こう。
筋肉痛エグいけど又行ってみる!