猫と亭主とわたし

愛猫。虹のかなたに旅だったブラッキーとリリを偲び。家族になったルナと庭に移ろう季節、折々の想いを写真と文で綴っています。

春をつげる青い花/オオイヌノフグリ

2011-03-07 15:15:02 | その他のお花たち
     朝から烈しい雨音がする。
     歯科を予約していたが明日に変更してもらった。
     そのうち雨音がやわらかくなった。
     止んだのかなと、外を覗くと雪に変わっていた。
     庭で時おりギイギイと鳥の鳴き声がする。
     ひよどりらしい。
     箱根ウツキの枯れ葉の枝に、オレンジ色の烏瓜が数個風に揺られている。

     「柿の実と間違えたのかしら」
     「餌を置いてあげたら」と夫。

     昨日は散歩しておいてよかった。
     今日は雨。

     いつもの河川敷で見つけた、青い小さな可憐な花、オオイヌノフグリ。

     

     

     春を忘れずにいつものように咲いていた。
     「今年もいよいよ春ね」
     名前は少し品がないがそれは花のせいではない。
     媚びることもなく何の主張もするでもない。
     さりげなく季節を運んでくる花。
     大地に低く這い、つつましく咲いている花。
     誰かが気づいてあげないと見過ごされてしまう花。
     わたしは、あなたがすきよ。
     毎年のことだが春が待ち遠しくなると、野に咲くオオイヌノフグリを探しに散歩に出る。

        河川敷

     

        水ぬるむ