「はじまりは日本舞踊」 

 美作流との出会いが人生をかえました。世界はあざやかに輝き、心は自由に、踊っている時間は本当の自分に戻れる気がします。

花に戯れちゃって

2011年01月26日 | 日本舞踊
今回私は獅子の乱曲という演目を踊ります。

短いですが獅子物です。

獅子は童の心で、
というのはよく聞かれます。
これは今まで良く考えたこともなかったのです。

牡丹の花に戯れ遊び、胡蝶を追う訳ですから、

まあ童かもね。

位な理解でしかありませんでした。

しかし、
石橋にたち戻って考えてみると、

獅子は文殊菩薩の乗り物(笑)でもあり、
文殊菩薩のおわします浄土を守る聖獣という訳です。

要するになんだ、

自然の化身ということなんだろか。
大人のように汚れつちまった心ではなく、
童のような聖なる精神でもって、純粋無垢な心で踊りなさいということなんだろか。

私の大好きな

はてしない物語

には

幼心の君、という少女が出てきました。
別名、月の子。

終わってしまった世界の闇の中で、

小さな小さな種を主人公であるバスチアンに渡すのです。

話がそれました。

女形中心に稽古してきた私には、

まさに挑戦としか言えませぬ。

素踊りだけど、

ささっと毛も洗います(笑)嘘。

でもでも、

こないだ踊った

島の千歳も、

一種神憑り状態の踊り子でもあり、

今回の獅子もある意味そんなようなものであるので、

似てると言えば似てるかな。

「体力持つの?」

という先生のお言葉には

「わかりません。でも出来たら全部やってみたい。」

としか言えません(泣)


なんとか応えておくれよ~

我が身体(泣泣)

予定外に風邪ひいちゃったし。