昔の教え子Aちゃんのお母様に偶然お会いしました。
私が初めて教室を開いた時の教え子で、小4から中3まで習いに来てくださいました。
北の大地で大学生活を楽しんだ彼女は 春から神戸で大学院生だそうです。熱心に稽古した当時のこと、今どんな思い出になっているのか気になります。
結婚して京都に引っ越したその秋、
文化庁委嘱事業の伝統文化こども教室として半年間開催したこども教室。
生まれて初めて 同時に10人以上の子どもたちに教えること。毎週一回の稽古はたいそうストレスがかかりました。「帯がゆるんじゃった!結んでくださーい!」次々と着崩れるこどもたちに始終振り回されました。師匠に初めて稽古を見に来ていただいた折には ストレス性胃炎にもなり 胃カメラを飲みました(笑) 保護者の方々が 温かく見守って下さったことに心から感謝です。超未熟な先生に 一生懸命応えてくれた子どもたちのおかげです。初めてのつたない発表会を見た師匠から、「よく教えてるはあなた」超絶有難い御言葉でした。
そんな日々が繰り返されてはや13年。
態度と声とお腹周りは大きくなりました。少々の面倒は笑ってごまかせるようになり 愛の鞭は口だけでなく 手も足も出るようになりました(T ^ T)
良くも悪くも 踊りに対する気持ちはあの当時と全く変わっていません。今日の稽古を楽しんで帰ってもらえるように、踊りが明日への活力になるようにと 願ってきました。自分が授かった美作流の踊りには 人を元気にする力があると ずっと信じてきました。
最近ようやく、踊りの振りと表現が直結していると実感できるようになってきました。
ちょっと時間がかかりすぎましたが、不器用な分この先も踊りから離れずにいられるんじゃないかと なんの根拠もないけれど感じています。
愛犬とメリークリスマス🎄