KAZZ大佐の独り言

様々な件にちょっとだけ首を突っ込んだり突っ込まなかったりします。(笑)
なお、真面目な一面もあります。

あ~ぁ、公募校長、一次選考で落ちちゃった。

2018-07-18 13:56:01 | 日記
せっかく様々なアイデアを準備してたのに・・。

私は、今の高校生は【経験不足】が原因の『未成功積算症候群』と解析している。
『未成功積算症候群』とは、成功体験がほとんど無いために、実社会に出ると、「失敗したらどうしよう」や「間違っていたらどうしよう」という《負の連鎖》により、前線離脱(無職&ニート)という事態に陥る。
53才の私の場合、理論を理解するよりも「手伝い」という形で先に「成功体験」を積み上げているので、実社会に出ても細かい部分が違うだけで大まかな部分は一緒だった。

今の若い人達は、アルバイトも禁止され、様々な面での「成功体験が少なすぎる」事が問題。
出来る事と言えば、スマホの操作位で、PCにはうとい。

私は校長になったなら、成功体験を積ませる為に、物流系企業に協力してもらい、フォークリフトの運転操作、ユニッククレーン車のユニック操作、また、教習所を活用しての自動車の運転を経験させる予定だった。
他には、二次選考(面接)で用意していたアイデアは、《全校生徒対象に隔月で1,080円のプレゼント企画》を用意していた。
但し、条件があって1,080円を手にするには{稟議書(りんぎしょ)}を通して貰わなければならない。
なぜ1,080円が必要なのか、正当な理由が存在し、可決されれば支給される。

自分や自分の家族以外のお金って基本的に稟議書が必須だからね。
例えば、国の制度でも給付金を貰うには、必要書類を集めて条件に該当している事を証明し、申請する。
申請が受理され承認されれば、稟議書は可決されたことになり、給付が開始される。

これを高校生活の中で取り入れる。
可決された稟議書は、生徒の個人情報を伏せて、ファイリングし、図書室に保管して他の生徒が休憩時間などに自由に閲覧出来るようにする。
これ、実社会では、ごく普通の行動になっています。
古い稟議書を参考に自分の稟議書を完成させる。
物理情報の検索、ファイリングの状況、目的とする参考文書の調査、文書を選別する能力の向上。
これを常態化させるだけでも、今の高校生には十分な「経験」になると思う。

また、高校卒業後に就職を目指しているなら、雇用主から見れば《稟議書作成経験あり》というのは実践の基礎経験があると解釈され、期待感も高まる。
それに、経験があれば話もスムースだし、当社ではこうするんですよ、と高校生の意識のズレが小さく済むので、3年以内の離職率が低下すると思われる。
他には、フォークリフト、ユニック、自動車の操作経験が高校生の「やる気」を高めてくれるので、在学中、卒業後に改めて免許や資格を取得すれば、より大きな成功体験となり、職場に馴染めると考えています。
さらに「リアル」での経験は、人間の意識に強く残ります。

スマホでの狭い空間や画像や文字だけの世界だと、実世界とのリンクは存在しないため、精神的な不安はいつまで経っても払拭できない。
むしろ、リアルでの不安は増幅させてしまうので、結果的に就職後の離職率が高くなり、引き籠もりに化けてしまう。
もっとリアルを体験すべきだ。


53才の私の場合、リアルでの体験が非常に多いので、それが生きる力につながっている。
また、私より年齢の高い世代も同じ現象で、理屈より実践であった。
今の若年層は実践よりも理屈なんで、常に理想を求めているが、リアルはそんなに甘くは無い。
リアルで理想を実現するには、回り道も必要だし、場合によっては起業するしか無い。
世の中には女子高生社長もいるが、あれは特殊な事例だ。
あの足元には、起業に失敗した屍が山のようにある。

それに生きていく上で、知恵の引き出しは数多く持つ必要もあるし、引き出しの中の引き出しすら必須である。
こういう事を今の若年層は知らないし、考えもおぼつかないかもね。

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