ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

おしゃべりな植物たち

2009年02月21日 23時00分35秒 | 花・自然
木々や草花の植物って、物も言わず
ただそこに生えて風に揺れてると思っていたけれど、
実際には、自ら天敵と戦ったり、
相互にさまざまなコミュニケーションを
取ったりしているのだとか。

たとえば、ナミハダニに襲われたライマメは
化学物質を出して、ナミハダニの天敵を呼び寄せて
ナミハダニを駆除してもらったりすると云う。
そして周囲にも、警告か協力依頼を出すために
周辺のライマメも一斉に同じ物質を出すのだとか。

同様にトマトの木では、
害虫や病原菌に襲われた木は自己防衛のために
害虫や病原菌に対して毒となる物質を作り出すのだとか。
そしてその周囲のトマトも、それを聞きつけて
同じように防衛物質を生成するのだけれど、
それだけでなく周辺のヨモギまでもが同じように
防衛物質を生成し始めるのだって。

簡単に踏まれたり、折られたりする存在だけど
植物には植物の共通の言葉があって、
種を超えた集合意識のようなものが動いているのかしら。
黙ってやられているばかりじゃなくて
静かに、精一杯の抵抗や協力を試みてると思うと
なんだか、いじらしい。



そういえば杉の木も大量に伐採されると
翌年周辺の杉の木が大量の花粉を飛ばすと
聞いたことがあったような。
それは失われた仲間を補うためらしいけど、
杉にとって最大の天敵である「人間」に対する、
彼らなりの防衛、だったりするのかも。

害虫や病原菌はどうすることも出来ないけれど
せめて人間は、天敵でなく、友人でありたいなあ。
その悲鳴を聞くことは出来なくても、
感じてあげられる人に、なりたいなあ。

木々や草花の間で飛び交っているのが
悲鳴や警告だけでなく
楽しいおしゃべりもあることを願いつつ、
今年もベランダのプランターに
お花の苗をたくさん植えることにしよう。

コメント (2)
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