ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

一週間が経って

2020年11月06日 20時45分00秒 | ねこ
もうというかやっと1週間が経ち、
少しずつ取り戻しつつある日常。
朝ジョギングしたり、家事をしたり、
でもまだ号泣発作は収まらない。
家のかしこに残るみいみの痕跡に
ふいに嗚咽がこみ上げてしまう。
ジョギング中も思い出しては
目深にかぶった帽子に隠れて
泣いていることも、しばしば。



特につらいのは、朝目覚めたとき。
これまでは寝室のドアを開けると
みいみが、にゃーんって鳴くから、
オムツを替え、お薬を飲ませ、
昨夜の残りのフードボウルを洗い、
新たな流動食を入れて舐めさせ、
インシュリン注射を打って、
台所の蛇口からしか飲まない水を
みいみの頭を支えながら飲ませてた。
ぽっかり空いたその時間がそのまま
心の中の穴になって私を打ちのめす。
同じ時間に目は覚めてしまうのに。



みいみの具合が悪くなって以降、
私も食欲がなくなり、お腹もこわし、
夜も眠れなくなっていた上に、
みいみが息を引き取ってからは、
なぜかひどい寝違えと頭痛にもなり
一時は薬漬けになっていたけれど、
そんな体も少しずつ少しずつ回復。
早朝覚醒だけは時間がかかりそう。



みいみが心配するといけないから
嘆き悲しむのもいいかげんにしようと
みいみが元気なころの写真を何枚か、
部屋のあちこちに飾ってみました。
もう二度とあの柔らかな温もりを
抱っこすることは出来なくなったけど
みいみは今も、そしてこれからも、
私の心の中の一番やわらかなところに
そっとそっと息づいていることを
思い出すための、よすがとして。
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