ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

テーブルワイン的音楽

2013年09月24日 22時46分00秒 | 音楽・アート
この3連休に県立芸術文化センターで
佐渡裕さん指揮の定期演奏会に行きました。
センターは前日に公演入場者数400万人を突破。
年間平均入場率が90%を超え、
開館8年で400万人達成というのは
全国でも群を抜く集客力なのだとか。

自転車で行ける距離にあるセンターで
お手頃なお値段で聴けるオペラやコンサートは
確かに、この地域住民の生活に溶け込んだ、
テーブルワインのような存在なのかも。
数年に1度の高くて高級なワインではなく、
お手ごろでおいしい、日々を彩るワイン。



今回は佐渡さん指揮のタンホイザーが目当て。
この曲は佐渡さんの指揮が絶対似合う、と
前々から勝手に思っていたのだけれど
期待以上に壮大で、エネルギッシュで、
佐渡さんのキレのあるパワフルな指揮姿も
かっこよすぎて、圧倒されっぱなし。

知らなかった2曲目のバンドネオン協奏曲も
わたし的には大ヒットでした。
リベルタンゴのピアソラらしく粋で情熱的な
タンゴとクラシックの見事なフュージョン。
とにかく楽しくて、おいしすぎる曲でした。

最後のブラームスの交響曲第4番は
学生時代にブラームスの授業のたび
爆睡していた私には心配だったけど
苦手な第1番ほど重苦しくなく、
思っていたより、うんと楽しめました。

芸文センターは2年後の10周年には
500万人達成を目標にしているそうだけど
私もこれからも貢献することになりそう。
来月もまた自転車こいで聴きに行きます。
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