関西に出張する夫に着いて行って
ちょうど修二会(しゅにえ)中の
奈良の薬師寺に行ってきました。
大好きな薬師如来と日光・月光菩薩に
久しぶりにお参りさせて頂きたくて。
まずはやりたかったのはお写経。
自宅では筆ペンでお写経するけど
ここでは墨をするところから始めます。
久しぶりの墨の匂いが心地良く、
瞑想のような、静かで清浄な時間。
亡くなった父母と語り合う時間。
自宅で書いたお写経三巻も持参したら、
こんな納経集印帳を頂きました。
一巻ごとに一つ印を頂けるのだそう。
しかも修二会期間中に納経すると
練行衆によって特別祈願した上で、
お堂の中に永代供養して頂けるのだとか。
父母とご先祖様への供養になることを願って。
しかも修二会の期間中にお写経すると
おうどんのご接待もして頂けて
さらに一層ありがたい。
その後外に出たら、偶然、
柴燈大護摩の火渉り式が始まりました。
練行衆(れんぎょうしゅう)の方々が
古式ゆかしい修験者のいでたちで行う
火渉り式の儀式を拝見するのは初めて。
急ぎ私も祈願をしたためた護摩木を
今回の儀式に奉納させて頂きました。
般若心経と不動明王のご真言の大合唱の中
燃え上がる炎は様々に姿を変え、
不動明王に見えたり、龍に見えたり。
あまりの熱さに近くに寄れない程だけど
人々の悩み苦しみを炎で浄化しながら
願いを聞き届けてくれますように。
薬師寺参拝の後に予定していた
唐招提寺に行く時間はなくなったけど
とても濃厚で、静謐で
心洗われる時間を頂いた一日でした。
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