ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

春の華やぎ

2012年04月12日 21時42分00秒 | 花・自然
代休の今日、岡山にある津山城に遠出。
春爛漫の青い空の下に、
幾重にも広がる薄桃色の花がすみは
うっとりするほど、豪華絢爛。



写真だと、広がりが伝えられないけれど
満開の桜が何層もの石垣からあふれ、
桜の海のような景色は、それは見事で
ただもう、ため息をつくしかなくて。

桜はやはり、日本人にとって特別だなあ。
この季節は、何度迎えても心が華やぐ。
まるで大地が祝福しているみたい。
桜のある国に生まれたよろこびを
思わずにはいられない、春の一日でした。
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余韻が消える前に

2012年04月10日 21時19分00秒 | フィギュアスケート
いつまでも余韻に浸っている場合ではないけれど
最後に、いくつか残しておきたいものがあって。
フランスの解説の中で使われていた表現だけど
いい表現だなあ、と思って思わずメモしたもの。

Il est allé au bout de lui-même.
(彼は自分の限界まで出しきった)
Il a donné plus de lui-même.
(彼は自分の持てる以上のものを出し尽くした)



それ以外にも演技中には manifique, superb,
fantastique, impressionant などの形容詞と共に
多くの感嘆符が解説者から飛び出していました。
Quelle volonté !
(何という強い意志でしょう)
Quelle émotion !
(何という豊かな情感でしょう)



最後にYouTubeに寄せられたコメントの中に
印象的なものがあったので、残しておきたくて。
わたしが感じたそのままのものだったから。

An experience of eternity in a moment of real time.
This boy makes me realize that, maybe,
youth and innocence have their own particular glory
and being 17 years of age
can actually mean something,
none of which I did not know when I was his age.

(現実の瞬間の中で味わった「永遠」のようなもの。
自分が17の時には全く気付かなかったけれど、
若さや純真さというものには、おそらく、
そこにしかない、何か輝けるものがあって、
17歳という年齢が、特別な意味を持ち得ることに
この少年が、気づかせてくれたような気がする。)

あの日わたしが圧倒されたのは
まさにそんな輝きや力だったけれど
来年には、18歳のgloryを
再来年には、19歳のgloryを
見せてくれることを楽しみにして
今シーズンのこの余韻に幕を下ろすことにしよう。
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桜に寄せて

2012年04月08日 15時19分00秒 | 花・自然
今年はこの冷え込みで桜が遅く、
この週末にようやく5-6分咲き。
満開はまだか、まだかと待つ、
この季節もいいものだなあ。



春は別れの季節でもあるけれど
まためぐり会う季節でもあるみたい。
普段離れている懐かしい人たちから
会いたい、という嬉しい便りもちらほら。

わたしが出会ってきた人たちはみな、
何かの形で私の一部になっている気がする。
その人たちのどこか片隅にも
わたしのかけらが残るのだといいな。
「ふれあい」なんて気恥ずかしい言葉だけど
つまりはそういうことなのかも。
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続・ゆづショック

2012年04月05日 21時37分00秒 | フィギュアスケート
フィギュア国別対抗戦出場選手が発表され、
羽生結弦君が入ってないことにびっくり。
なぜだー、と憤慨しながら調べてみたら
世界選手権中に右足首を捻挫したからですって。
しかもFPには痛み止めを打って滑ったのだとか。

だめだ、また泣けてしまった。
あの魂のこもった渾身の演技が
足首の捻挫に耐えながらだったとは。
震災でホームリンクを失ったことや
こけても途切れない集中や気迫だけでも
涙が出るほどすごかったのに
あの中性的で柔和な姿の奥に
どれだけの精神力を秘めているのやら。
しかも演技後のインタビューでも
帰国後のインタビューでも
彼は捻挫のことは一切口にはしなかった。



わたしだったら・・・と思うと恥ずかしくなる。
ああ、もう、参っちゃったな。
息子のような年齢の選手の姿に
ここまで叱咤激励されようとは。
のんきに「ゆづ萌え」してる場合ではないと
目が醒めたニュースでした。
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神の道は遠い

2012年04月02日 23時06分00秒 | フランス語
実は世界選手権の男子FPを見た翌日、
他の国の解説者がどう伝えたか気になって
ネットで調べてみたら
そう思ったのはわたしだけではないらしく
ニコニコ動画などではほぼ同日中に
各国版がアップされていて、びっくり。
しかも誰かがもう翻訳までつけていて。

その中でフランスF2版だけが
昨日時点では翻訳がついていなくて、
「翻訳神の降臨」(と呼ぶらしい)を
こいねがうコメントでいっぱい。


わたしも何とか「翻訳神」になれないかと
何度も聞き直して挑戦したのだけれど
あまりに早口で、しかも複数が同時に話すから
半分くらいしか分からず、あえなく挫折。
だいたい、ユジュリュ・アニューと呼んでいて
一体誰なんだか、訳わからん状態だし。
そうこうしているうちに今日までには
本物の「翻訳神」が降臨されていて
気付いたら殆どすべてが訳されていました。

ニコニコ動画を今まであまり知らなくて
こういう世界があったのかと感心すると同時に
そこに匿名の一個人として、全くの善意で
多くの「翻訳神」が参加されていることに
なんだかすごいなあと感心してしまって。
いつか翻訳神の端くれになれるよう
遠い道を精進しなければと思うのでした。
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