いつまでも余韻に浸っている場合ではないけれど
最後に、いくつか残しておきたいものがあって。
フランスの解説の中で使われていた表現だけど
いい表現だなあ、と思って思わずメモしたもの。
Il est allé au bout de lui-même.
(彼は自分の限界まで出しきった)
Il a donné plus de lui-même.
(彼は自分の持てる以上のものを出し尽くした)
それ以外にも演技中には manifique, superb,
fantastique, impressionant などの形容詞と共に
多くの感嘆符が解説者から飛び出していました。
Quelle volonté !
(何という強い意志でしょう)
Quelle émotion !
(何という豊かな情感でしょう)
最後にYouTubeに寄せられたコメントの中に
印象的なものがあったので、残しておきたくて。
わたしが感じたそのままのものだったから。
An experience of eternity in a moment of real time.
This boy makes me realize that, maybe,
youth and innocence have their own particular glory
and being 17 years of age
can actually mean something,
none of which I did not know when I was his age.
(現実の瞬間の中で味わった「永遠」のようなもの。
自分が17の時には全く気付かなかったけれど、
若さや純真さというものには、おそらく、
そこにしかない、何か輝けるものがあって、
17歳という年齢が、特別な意味を持ち得ることに
この少年が、気づかせてくれたような気がする。)
あの日わたしが圧倒されたのは
まさにそんな輝きや力だったけれど
来年には、18歳のgloryを
再来年には、19歳のgloryを
見せてくれることを楽しみにして
今シーズンのこの余韻に幕を下ろすことにしよう。