NHKドラマ『メイドインジャパン』惹きこまれました。
いつもなら、こういう固いドラマは観ないんですよ。
(上にリンクしたHPのトップページなんか、写真がバ~ンと出てくるけど、
思わず引いてしまった。 )
でも、HPの「みどころ」や、製作者のメッセージなど読むうちに心が傾き、
前編~後編、全部録画してじっくり観ました。
「(開発した技術は)誰のものか」
「――誰のものでもないんだ」
ここはグッときました。
そうですよね。
ある技術者が、大会社で精魂傾けて開発している最中に、
赤字だからと切られてしまった。
それでその技術者は中国へ渡り、中国の会社で開発を続け製品にまで仕上げた。
安いコストで、日本の会社は倒産の危機。
「裏切り者 」と非難されるけど、
その人だって、切られたことで壮絶な人生に。。
(…ドラマでは、たくさんの要素が絡んで、現実的でおもしろい)
『その技術は、誰のものか』
――結局『誰のものでもないんだ』として、
みんなが良くなる方策を考え、展開していくんですよね。
考えてみると、
技術だけじゃなくって、モノだってそうだし、
自然だって、そして人だって、
あらゆることが、『誰のものでもない』のかも。
一人の人間が、今、どんな状態であれ、
その人ひとりで、そうなった訳じゃない。
これまで何十年か、この社会の中で生きてきて、
そういう人になっている。
社会の責任だけじゃないけど、
その人独りの責任 でもないんですよね。
『誰のものでもない』
もっともっと探っていきたいです。