3月のある日、京都岡崎の「京都伝統産業ミュージアム」では「職人たちのマーチ」という京都の伝統工芸の職人さんたちによる作品の展示および実演、そして体験プログラムが行われました。今回、ミモロが参加したのは、「金継ぎワークショップ」です。
参加費は、3500円。事前にホームページから申し込みました。
教えてくださるのは、「職人たちのマーチ」でも作品を展示している漆作家の追立睦さんです。
この日、参加者は6名。密にならず、コロナ対策が取られたスペースで行われます。
参加者は、それぞれ欠けた器を持参し、それを金継ぎという技法で修復してゆくのです。
ミモロが持参したのは、コーヒーカップ。「あのね~縁の部分がちょっと欠けちゃったの…小さいんだけど、なんか気になる…」と。
金継ぎは、日本らしい修復の技法で、陶磁器の破損部分を接着し、金などの金属粉で装飾し仕上がるもの。ただ欠けや割れを修復するにとどまらず、そこに新たな趣が加わり、茶器などによく用いられるもの。
まずは、作業の手順や注意点などを伺います。
本格的な金継ぎには、漆を接着剤として用いますが、今回は、手軽で扱いやすい接着剤が使われます。
「漆だと馴れないとかぶれちゃうんだって~」と。
2種類の接着剤を混ぜて使います。
それを、欠けた部分に塗ってゆきます。「はみだしてもいいの?」とミモロ。
「大丈夫ですよ~。後で削りますから…」と追立さん。
「え~これだけでいいの?」と接着剤を付けた部分を見て…。それが乾くまでしばらく待つことに…。
20分ほどたってから、「そろそろですね~」と、接着剤が硬くなったら、次の作業へ。
たくさんはみ出した部分や盛り上がった部分を、カッタで丁寧に削ります。
「できた~」とミモロ。「まだですよ~。最後の作業に入りましょう。そこに金属の粉を掛けます~」と追立さん。
金継ぎの仕上げは、金属粉で装飾すること。金、銀、真鍮の細かい粉が用意されています。
ミモロのカップの縁は金色。そこで金の粉と真鍮の粉のどちらかを選ぶことに…。どちらもキラキラの金色…
「金を使うと、500円追加なんだって…う~小さい部分だから真鍮でいいかも…こっちだと追加料金なしだって…」
粉をポンポンと軽く綿で接着剤の上にのせます。「これもはみ出してもいいんだって…」
「このまま、しばらく置いてくださいね~おうちに帰ってから、洗えば余分な粉が落ちますから…。はい、これで今日の金継ぎワークショップの作業は終了です」と。
ミモロは、カップを箱に入れてもらっておうちに戻りました。
「よかった~気になってたところキレイになって…」と、ホッとした様子です。
ワークショップは全部で2時間ほどでした…接着剤が乾く時間などもあったので、ミモロが作業したのは、1時間くらいかも…。
「もっとたくさん割れてる器があったらよかったけど…」あまりに小さな欠けだったので、もっとやりたかったみたいでした。
「京都伝統産業ミュージアム」では、さまざまな体験が今後も企画される予定です。通常、京都の伝統工芸を展示。職人さんの実演も行われています。詳しい情報はホームページで、どうぞ
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