ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

青紅葉が清々しい、哲学の道。「安楽寺」の春の特別公開、5月7日・8日と21日以降の週末に

2022-05-06 | 寺社仏閣

「ふ~なんか気持ちが落ち着くね~」と、ミモロは訪れた「安楽寺」の座敷の縁側で庭を眺めます。


哲学の道から少し山に上がった場所にある「安楽寺」は、通常非公開。でも、春や秋には、特別公開が行われます。

5月5日にお散歩で下鴨エリアから今出川通沿いにトコトコ歩きます。
「ママ、まだ腰痛だから自転車に乗れないの~だから歩かないと…」と、ママを気遣いながら歩くミモロです。

多くの観光客で賑わうと報道されている京都ですが…「あれ?車少ないね~」
清水寺や嵐山などに観光客は集中しているのでしょうか?町中から少し離れると、かなり空いている感じ。

今、新緑のトンネルになっている哲学の道。お昼なのに、そこもあまり人の姿がありません。

「よかったね~観光客でいっぱいだと、のんびりできないのも…」というのは、地元に暮らす人たちの正直な感想です。

銀閣寺方向から南へ進むミモロ。目的地の「安楽寺」に到着。

ここは、秋の紅葉の美しさでも人気の場所。今は、緑色の楓が境内を包んでいるのです。

「ふ~いい気持ち~」とここでも深呼吸。


通常は、山門が閉ざされているお寺で、春、秋、そして夏の7月25日「鹿ケ谷カボチャ供養」の時、また毎月2日の「安楽寺地蔵縁日」に公開されます。

「ここには、美化活動も来た事あるんだ~」と、ミモロとはご縁があるよう…。


本堂には阿弥陀菩薩さまが祀られる浄土宗のお寺です。法然上人の弟子、住蓮と安楽が開いた念仏道場にそのルーツがあります。
ここは、浄土宗の歴史の中で転機をもたらした場所。住蓮と安楽の二人が務める声明が美しく、それに感動して仏門に入る人があったそう。そんな人の中に、後鳥羽上皇の女官だったティーンエージャーの松虫姫と鈴虫姫がいました。上皇の寵愛を受けた二人は、他の女官たちの激しい嫉妬などに苦しみ、心の平安のために出家することを考えます。

後鳥羽上皇が大好きな熊野詣で都を留守にしたときに、両姫は、御所を夜中に抜け出して、住蓮と安楽が結ぶ「鹿ケ谷草案」を訪れ、出家を願います。決心の固い両姫に、両上人は、剃髪を許します。

都に戻った後鳥羽上皇。寵愛する両姫が出家したと聞き、激怒!当時、民衆の間に拡大する念仏に対し、弾圧を行うきっかけに利用します。
二人の上人は、斬首の刑に。さらにふたりの師である法然上人を讃岐に、また親鸞聖人を越後に流罪に。

その後、流罪地から帰京した法然上人は、若き二人の弟子の菩提を弔うために、草庵を復興させ、そこに二人の名をつけ「住蓮山安楽寺」とし、現在に至ります。


本堂に参拝した後、ミモロは、お庭を望むお座敷へ進みました。
そこには、陶芸作家の作品の展示も…。


緋毛氈が敷かれた縁側に座り、鳥の声や風の音に耳を澄ませ、しばし心落ち着くひとときを過ごします。


「こういう場所におうちから歩いて来れるいいね~」とミモロ。いつもは自転車なんですが…。


さてお寺には、カフェスペースもあって、参拝者は、そこで寛ぐことができます。


「お水いただこう~」と自由に飲めるお水で喉を潤すミモロ。

「美味しそうな焼き菓子がある~」ここでもいただけるのですが、ミモロは持ち帰ることに。


のんびりとした時間を過ごしたミモロは、お寺を出る前に、境内の一角にある「ペットの慰霊碑」へ参拝。

家族同様愛されたペットたちです。

どこをお散歩しても清々しい京都…。人気の観光地を避けてのんびり過ごすのも京都の楽しみ方のひとつです。


*「安楽寺」の詳しい情報はホームページで

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