「ギリギリ間に合った~」とミモロが訪れたのは、京都衣笠にある「木島櫻谷旧邸」です。
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11月上旬から12月上旬にかけて行われていた「近代京都日本画の巨匠・木島櫻谷をめぐる秋の旅」。彼の作品や足跡をめぐる企画で、「泉屋博古館」「南陽院」「木島櫻谷旧邸」そして「宮脇賣扇庵」を見学するもの。割引チケットを購入したミモロは、「無駄にしちゃダメだよ!」と、時間を見つけては出かけました。そして最後に残ったのは、衣笠にある「木島櫻谷旧邸」です。
ここは、週末と祝日しか公開されていなかったため、気づいたら最終日の12月4日が迫っていました。
実は、以前も訪れたことがあるミモロ…前には気づかなかったところに目が行きます。
まずは、母屋で、生活の場となった大正2年に建てられた木造建築へ。
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以前は、京都の町中に住んでいた木島櫻谷が、北野天満宮の西に位置する衣笠にお引越し。その当時は、衣笠村と呼ばれる自然豊かな場所。そこに広い敷地を持ち、住まいや作品を手掛けたり、弟子を育てるための画室、作品を展示したりゲストを迎える洋館などを作り、それぞれを回廊で結んでいたのだそう。
彼が引っ越して以来、そばには、堂本印象や山口華楊など多くの画家が移り住み、「衣笠絵描き村」と呼ばれる芸術エリアになりました。
母屋の1階の和室は、仏間で大きな仏壇と床の間があります。そこではボランティアガイドの方の説明が聞けます。
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縁側に面した場所に置かれた文机。そこには、愛煙家だった彼の紙巻きたばこが今も残っています。「かなりヘビースモーカーだったらしいですけど、お酒は全く飲まず、もっぱら甘いものが大好きだったんです」との説明が…。
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文机の上には、「虎屋」の羊羹を注文した木箱が…
その隣の部屋には、木島櫻谷の姿が…
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自画像をパネルにしたもの…「製作しながら作品を見つめている姿かな?」と想像するミモロ。
そばには、たくさんの小皿や絵具など画材が…
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2階に上がります。
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「ここで寝てたのかな?」とミモロ。それはよくわかりませんが、箪笥などが置かれています。
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陽光が気持ちよく注ぐ和室…そこには、木島櫻谷がお孫さんのために作った白無垢の花嫁衣裳が展示されています。
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なんでも最近、お孫さんのお孫さんが、この衣装を着られたそう。
「家族を大切にした人なのかな?」と、木島櫻谷の人となりを想像するミモロ。
「あ、これ可愛い~」とミモロが展示されているガラスケースを見つめます。
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そこには、ミニチュアの食器などがいっぱい…彼のコレクションだそう。
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「こういう可愛いもの好きだったんだ~」と。
さらに小さな土人形の夢二人形…これも集めていたそう。
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お孫さんたちと遊んだんでしょうか?いろいろなおもちゃなども残っています。
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おそらくよく子供たちを遊ばれたのでは…?
また、暮らしぶりがわかるのは台所…
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竈から、きっと美味しそうな匂いが家じゅうに漂ったかも…
そばには、梅干しの壺が…
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「梅干し好きだったんだ~」
台所でミモロが「あれ~」と声を出したのは、鉄製の道具
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「なんかたこ焼き器みたい…」と。確かにたこ焼きの道具に見えます。「木島櫻谷さんって、たこ焼き好きだったんかな?関西のお家には、たこ焼き機、必須アイテムだっていうし~」と。変なところに目が行くミモロなのでした。
台所の脇には、当時の食事を思わせる展示も
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「たこ焼きないね~」とミモロ。朝ごはんじゃないのこれ・・・
「日本画の巨匠の大先生だけど、なんか親しみ感じる~」というミモロです。
実は、ミモロが木島櫻谷は、きっと優しい人柄だよ~と勝手に思う理由が他にもあるのです…。
さぁ、次の場所を見学しましょう。
*「木島櫻谷」の詳しい情報は「櫻谷文庫」のホームページからどうぞ~
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