「鴨川の水位上がってるね~」と、三条大橋の上から濁流となっている鴨川を見つめるミモロ。
京都市内には、19日に大雨警報が出るほど、記録的な雨量がありました。「雷もゴロゴロなって、すごく怖かった~」と夕方近くまで、家でおへそを抑えて震えていたミモロです。
16時頃から、雨は納まり、ミモロは、「祇園祭」の「後祭」の山鉾を見に行くことに…。
三条通をひたすら西に進み、烏丸通を超えると、今年、初めて山鉾巡行に姿を見せる「鷹山」が見えてきました。
南北朝時代まで遡ると言われる山鉾巡行の起源。1500年の記録には、36基が巡行したと。現在は、そのうち33基が巡行。残る3基のうちで、多くの資料が残っていたのが、「鷹山」で復興が望まれていました。
10年前から、復興に向けて多くの町の人たちが尽力し、ついに今年、その努力が実を結びます。
そんな復興への道のりを撮影し続けた写真家の大道雪代さんの写真展が、町会所の近くで開催されています。
そこには、「鷹山」復興を実現させた人たちの姿がイキイキと映し出されています。
朝からの雨で、懸装品がついていない「鷹山」。
「本当は、こういう姿になるんだ~明日見られるね~」と、写真を見たミモロ。
「24日の山鉾巡行楽しみですね~」とミモロは、そこにいらした大道さんに。
「はい、そうですね~また、ゆっくり見に来てくださいね~」と大道さん。
「あのね~ミモロも大船鉾の復興前から、お手伝いしてたの~だから、鷹山が復興できたみなさんの思いすごくよくわかる…感激しちゃうよね~」と。「そうそう…」二人とも京都出身ではありませんが、京都の文化を大切にしたいという思いは同じです。
「鷹山」のある三条通から、新町通に進みます。
雨上がりの通りは、「前祭」に大勢の人たちがいたのがうそのように静かです。
そこに見えてきたのは、「北観音山」と「南観音山」です。
両方とも、雨よけのシートで覆われて、その姿をよく見れません。「明日、また来よう~」
新町通には、山鉾の模型が飾られたり、和装小物のお店が特売をしていたり、この時期だけの楽しみもあります。
新町通を南に向かい、四条通を越えると…
「あ、大船鉾、建ってる!」と思わず声が…
20日の午後からの曳初めに向かい、準備が進みます。大きな大船鉾…昼間がずっと激しい雨で遅れた準備…みなさん忙しそう…。
「あ、金色の龍頭がついてる!いよいよ動くね~」今年初めて山鉾巡行に登場する金色の龍頭です。
「明日(20日)にお手伝いに来ますね~」と挨拶して家に戻るミモロです。
夕方から夜、ミモロは、大船鉾でお手伝いをしています。
「さぁ、明日の浴衣の用意しなくちゃね~」と言いながら、四条通を帰路につきます。
長刀鉾の姿がない四条通…人の姿も少な目です。
17日の夜に大勢の人出で、身動きできないかった御旅所前を通ります。
「今日は、ゆっくりお神輿見られるね~」
さぁ、いよいよ後祭が始まります。
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新たなる歴史の始まりですね。
どんなことになるのかしら⁇