叡山電車の「一乗寺駅」から、山の方へ徒歩15分ほどにある「瑞巌山 圓光寺」は、臨済宗南禅寺派のお寺です。
このお寺の前を、以前、何度か通ったことがあるミモロですが、参拝するのは、今回が初めて…。
実は、ここを訪れたのは、4月の中旬、すでに「曼殊院」「詩仙堂」などが拝観中止になっていた時期で、たまたま前を通ったところ、門が開いていて、拝観できるとのこと。そこでちょっと立ち寄りました…
「わ~大きなお寺なんだ~」と、境内に入って、その広さに驚くミモロ。まずは、入口のすぐそばのお庭に向かいます。
まだ八重桜も咲いていて、遅い花見をちょこっと楽しんだミモロです。「もう、これが今年最後の桜かもね~」と、いつもとは違う春を思います。
境内には、さまざまな花が、晩春を彩っています。
方丈に至る道の傍らには石仏の姿…
「お釈迦様かな?こんにちは~」と、ご挨拶。
石段を上がると、そこに建物が見えてきました。
上がり切った石段から、振り返ると、「わ~京都の町が見える~」山の中腹に位置する寺なのです。
さて、ここでちょっとお寺の歴史を紐解くと・・・「瑞巌山 圓光寺」は、慶長6年(1601)に、徳川家康が、下野足利学校第9代学頭の三要元佶(さんようげんきつ)禅師を招き、国内の教学発展のために、伏見に学問所として建立した圓光寺が始まりです。その「圓光寺学校」には、僧侶だけでなく、絵師や文人なども通い、学問に触れてゆきました。さらに、そこでは、木製活字により、多くの書籍を出版。それらの書物は、伏見版、圓光寺版と呼ばれ、日本の出版文化史にその功績をとどめています。
時を経て、伏見から、相国寺山内に移転、さらに寛文7年(1667)に、現在の場所に…。
運慶作と伝えられる本尊の千手観世音菩薩坐像をはじめ、重要文化財の開山である元佶禅師頂相や円山応挙作の屏風、日本最古の木製活字などが、大切に守られています。
さらに、明治以降には、尼寺の修行道場として多くの女性たちの学びの場にもなったそう。
「う~こういうお寺だって、全く知らなかった~」と、ミモロは、お寺の解説書を見て、改めて、このお寺への興味と崇敬を募らせてゆきます。
「すごいお庭がある~」と、思わず立ち尽くしたのは、「奔龍庭」という平成にできた枯山水庭園です。
天空を自由自在にめぐる龍の姿を石組が表現。渦巻は、雲海の動きを感じさせます。
ミモロは、方丈に行く前に、ちょっと山内を歩くことに…
緑の苔と楓の若葉・・・そこには、みずみずしい緑の世界が広がっています。
「緑の匂いがする・・・」と言いながら、深呼吸。
そして、ひっそりと咲くシャクナゲと水琴窟の澄んだ音色が、緊張の日々を癒してくれます。
さぁ、建物の中に進みましょう・・・
*「圓光寺」の詳しい情報はホームページで
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