ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

ピンク色にライトアップされた「清水寺」で行われた、平和を祈るお月見の会。

2023-10-04 | イベント

「わ~ピンク色になってる~」とミモロが見惚れるのは、夜の京都「清水寺」。


9月30日、ミモロは、お友達に誘われて「清水寺」で行われる「名月の宴」にやってきました。

「ここ日本語聞こえないよ~」と、「清水寺」に向かう道には、夕暮れ時も大勢の観光客の姿が…。

そのほとんどは、海外からの観光客です。「まるで外国にいるみたい~これほどだと思わなかった~」とミモロが驚くほどの状態です。

清水坂にあるお店で夕食を済ませて、いよいよ「清水寺」へと向かいます。

「うわ~ピンク色の光に三重塔が包まれてる~!」

10月1日~20日、19時~22時にかけて「清水寺」では、仁王門、西門、三重塔、観音慈光がピンク色にライトアップされます。(入山はできません。外から眺めましょう)

さて、このピンク色のライトアップは、京都タワーなど、京都の様々な建物で行われます。

「なんでピンク色にライトアップするの?」とミモロ
そもそもこのピンク色は、世界的に展開するコスメメーカーであるアメリカの「エスティローダー」が1992年、女性の命を救うために始められた活動。乳がんへの理解を深め、早期発見や医療研究などを促すもの。乳がん撲滅のため、多くの医療研究資金も各方面に支援し続けているのです。

かつて乳がんの検診を受ける人が少なかった時代から30年。この活動は、乳がんの早期発見を多くの女性たちに促し、今や早期発見すれば、命を救えるといわれるようになった乳がん。このピンク色の光が、女性たちの意識および社会の意識を変えていったと言えましょう。

今や、パリのエッフェル塔、ドイツのブランデンブルク門、ギリシャのゼウス神殿、オーストラリアのオペラハウスなど、なんと世界中で、1000回以上のライトアップが行われているのです。

「最近は、男性も乳がんになるって…だから早期発見って大切なんだね~」というミモロ。

このピンク色の光は、女性だけでなく、男性の意識も変える命を救う光になっています。

この日、「清水寺」は、「名月の宴」で貸切。

いつも大勢の観光客が参拝する本堂も、静かさに包まれています。

本堂を見渡すそばに席が用意され、そこで名月を眺める予定…

「あれ~今日は、雲がいっぱいでお月様見えないね~」
そう、前日の29日は、見事な中秋の名月が輝いた空ですが、厚い雲が一面に…しかも雨すら降る予報も…。
「でも、ここから京都の町の光がよく見える~」遠く京都タワーなども見渡せます。

さぁ、宴が始まります…まずは、「清水寺」の大西英玄さんのお話から…

「清水寺では、2013年から「乳がん撲滅キャンペーン」の趣旨に賛同し、共催しています。境内の各所をライトアップすることで、乳がんによって亡くなられた方への追善供養法要をしています。そしてここに集うことができることに感謝すると共に、多くの人の平和な暮らしを祈ります…」など、心に沁みる話が…

続いて、バイオリン奏者の式町水晶さんの演奏が…

3歳の時に脳性麻痺と診断された式町さん。4歳からはじめたバイオリンが、彼の世界を広げます。作曲家としても活躍。「東京パラリンピック」の閉会式でも演奏をなさいました。多くの困難を乗り越え奏でるバイオリンの響きは、そこにはたくさんの感謝が込められています。

「なんかすごく感動しちゃった~」そこにいる人々と共にミモロもじっと耳を澄ませます。

また式町さんが持参なさったバイオリン。

これは「東日本大震災」の津波による流木から作られ、多くの演奏会で使われているものです。

この「名月の宴」は、衆議院議員の前原誠司さんの後援会が主催。

「すべての人が、安心して暮らせる世界を作らないと…」という強い思いをもつ前原さん。
「特に、日本の教育や学術研究など、将来に関わる部分に多くの資金を注がないと、日本の未来はありません。これからは、ノーベル賞の授賞も難しいでしょう。未来につながる舵取りをしないと…高齢者も安心して暮らせる世界には、ならないんです…」と、宴の前に話されました。

そして宴が始まり、式町さんの演奏が始まると、じっとそれに聞き入る前原さん。その横顔に、日本の未来への強い思いが感じられます。


女性たちの命を守る「乳がん撲滅キャンペーン」の光にあふれた「清水寺」。そして式町さんのバイオリンの響き…
ここには、あるゆるものへの感謝の心に満ちているようでした。

「あ、中野さん、こんばんは~」市議会議員の中野さんに挨拶。地元のためにいろいろ尽力なさっている方。

「ミモロちゃんも来てたんだ~いろんなところで会うよね~」と。
「うん、お月さまを清水寺で見たかったから参加しちゃいました」とミモロ。

この日、ついに月の姿を見ることはできず終い。「でも、きっとどこかでお月様見てるよね~」と思うミモロです。

ピンク色の光は、「乳がん撲滅キャンペーン」を象徴するものですが、それは、あらゆる人の命の大切さを伝える光でもあるのです。

10月20日まで見ることができるピンク色の光。それを目にしたら、ぜひ、命の大切さと生きていることへの感謝を改めて感じたいもの。

*「清水寺」の詳しい情報はホームページで

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