「京の冬の旅」で、四条大宮駅からほど近い「善想寺」を参拝したミモロは、そこからお友達に連れられて「武信稲荷神社」に立ち寄ることに。
ここは、貞観元年(859)に藤原良相という藤原冬嗣の五男であり、右大臣もつとめた「西三条の大臣」と呼ばれた人が創建したと伝えられます。
もともとは学問所や療養施設の延命院の守護社として祀られたそう。
「あれ?一寸法師と関係あるの?」と境内の案内板を見たミモロ。
そこには、「武士になるため、京の都にお椀の船でやってきた一寸法師が、住みこみで奉公したのが、西三条の大臣屋敷といわれ、一寸法師の物語の舞台にもなったところです。
打ち出の小槌を退治した鬼からもらい、りっぱな武者になり、お姫様と結婚した一寸法師の出世に因み、開運祈願をする人も多いのだそうです。
ミモロも社に参拝。
社のそばの柱には「龍」と書かれた大きな絵馬。「なんだろ?」
勝負運にご利益がありそうな絵馬。
さて、ほかにも絵馬があります。
一寸法師に関連する出世や願い事が叶う絵馬。
「あれ?縁結びのご利益もあるんだ~」
縁結びの絵馬には、坂本龍馬と妻のおりょうの姿が描かれています。
「なんで?」と首をかしげるミモロ。境内の案内によると・・・
江戸時代、この神社の南側には、「六角獄舎」という幕府管轄の牢獄があり、そこに安政の大獄で捕らえられたおりょうの父が投獄されていたのだそう。父親の身を案じ、おりょうは龍馬と共に訪れますが、面会することはできません。そこでそばの大木に登って中の様子をみたのだとか。
また、幕末、命を狙われる龍馬の行方を心配し、かつて二人で訪れたこの神社におりょうが来ると、そこに「龍」と大木に書かれていて、龍馬の無事を知ったのだそう。
そんな二人に因んだ絵馬やお守りが…。さらに龍馬ファンには見逃せない「龍馬おみくじ」というのもあります。
境内の大木を使って、チェーンソー彫刻家が刻んという大きな龍も見どころです。
できるだけ、自然の姿を残し、そこに龍を見出した作品です。
龍馬も触ったことがある大木は、榎(えのき)で、平重盛が、厳島神社から苗木を移植したと伝えられる御神木です。
「ここで龍馬とおりょうさんは、お互いの安否を確認したんだって~」今は、龍馬が刻んだ文字は残っていませんが、愛する人への思いを込めて向かいあった大木です。
「白蛇弁財天さまのいらっしゃるんだ~」と参拝。
この付近には、貴船神社など京都の北から龍脈が通っているといわれます。
龍やヘビなど、水に関係したパワーが集まっているのかも…。
「こんな町中に、パワースポットあるんだね~」と、真剣に参拝したミモロでした。
*「武信稲荷神社」京都市中京区今新在家西町38 境内参拝自由 JR「二条駅」徒歩10分
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