にざかな酒店

天使と悪魔と普通のにゃんこ

珍しく童話ちっくなお話をば。この絵のにゃんこの一人称です。

おさかなおっかけてきたら、何故か綺麗な色の橋をわたっていたの。
そしたら背中にはねのはえてる人たちが、ここにくればもうおなかすかないからおさかなさんは忘れなさいね、って言ったの。おなかすかないって嘘じゃない?
やっぱりおさかなさん食べたいの。
橋の所にもどってお手てののじにかいてたら、なんか他の人がきた。
こっち、こっちにきたらおさかなさんいっぱいいるよ。
みんなのたべのこしだけど、充分おいしいから。
なんか悪そうだけど、うーん、おさかなさん。
それにみんなのたべのこしなら、あたちが悪いんじゃないからいいよね…。
とてとてとついて行くと、なんかこわい緑色にであった。
ほねほねさん、おさかな身もついてないしなんか微妙なの。
あ、でもこれは生きてるおさかなだから、ていっ。
って、さっきの羽の人がきた。
「こら、ここにきたらおなかすかないって言ったでしょ!おさかなさん離しなさい」
やーーー。
「それ食べたら地獄におちちゃうよ」
「駄目駄目、天界なんてつまんない、悪い事の方が面白い」
「これだから悪魔は!こんな猫ちゃんだましたってしょうがないでしょう、ほら、猫ちゃん」
「にゃんこちゃーん」
てんし?あくま?関係ないもん、あたちただのにゃんこだもん!
いいから、もといたところに返してよーーー!


………。


はれ?
なんだかあったかいお部屋にいたの。
ほのかに聞こえる音楽と、すやすや眠ってるはねもなくてしっぽもないひと。
おさかなさんは、この際だからいいや。
このひとのとなりでもうちょっとねていましょう。
おきたら、そのときこそおさかなさんをもらうのよ。
ふういいきもち。すや…。
(終)

なんか性格がうちのふみ姫っぽいけど別のねこさんで。もうちょっと年もちっさい感じですね。
でも内容的に白猫じゃない方がよかったかも…?
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