にざかな酒店

形態をかえて終わりに向かってみます

というわけで、刻停間のマンガですが、ここから小説形態で!
なんでかっていうとスケブが行方不明、かつここから異様に台詞が多くてどうマンガにまとめていいかわからない、自分の字では読めなくなる事必須!ならば小説で、という。
怒られそうですが…終わらせないともっと嫌な感じかなー、と思ったのですよ…。
ま、そんな訳で続きでどうぞ。
「ようかんとロールケーキ、こねーじゃん。」
さっき食べ続けていたのは何だったのか、ちょっとたつとすきっぱらな成長期、月影がむすくれた調子でいった。
「琉瑠も気にしているかもしれないな。」と、魅厘。
「人の趣味し好に下手に手を出すのは時として死亡フラグなんですよ。」
女性陣はここで変な反応してはいけないだろう、だが、しかし何か言いたい、となった。
「琉瑠さんといるとどうも大人げなくなってしまうなあ…なんだろね。」
ここで反応しては負け。負け。必死に耐える文月であった。
皆月君って、小さい人好きよね。とか言ってはいけない。弟も含まれる?とかさらに言ってはいけない。
と、ここで魅厘は、はっとした。李々がいつの間にかいない。
琉瑠を迎えにいったのだろう。
「文月さん、ようかんとロールケーキ、そろそろのようだぞ」
こそっと魅厘は耳打ちした。
「あの…私、そんなにお菓子を待ってる訳じゃないんですけど…」
「誰かさんは、食い意地はりすぎだよね」
「うるせーな、食いもんの気配したら食べたくなるの、当たり前だろー?」
「太るよ」
ぴしっ。ときた月影のシャウト。
「なんで縦に伸びるっていわねーの!」
と、そこにくだんの双子が帰ってきた。
「あら、空斗さん、こんどは草二さんと喧嘩してるんですか?」
案外と琉瑠もにこやかだ。
「空斗さん、皆月家の掟、覚えてますか?」
若干空斗はむすっとした。
「―――覚えてるよ」
「ここにあるのは?」
「ようかんとロールケーキ」
「お菓子を持ってくる人には?」
「逆らってはいけません。」
………どういう家訓なのだろう。文月は頭を抱えた。
「そんなわけでなかなおりー」
ぶいー、と李々は手をあげていった。
「そんなこと持ち出さなくったって、次しなきゃ怒らないよ」
「まあ良かったではないか。さあ、ようかんとロールケーキだ。食べよう食べよう。」
まあ皆がいいならいいけどー。
「で、皆月よ。草二らしいことしたか?」
「残念ながら何もー。月影は?」
「色々食ったぞ、後李々と格ゲー」
「そもそも設定無理があるんだからやめなさいってばそういうの。」
「そうですよ、空斗さんは手加減してくれるのに空斗さんの皮かぶってるはず草二さんノー手加減ですよ!バカ見たく必殺技出しまくってにっくたらしーーー!!」
「李々は技がでないからな。」
「お前に負けるなんて無理。格ゲーセンスなさすぎ」
「殴る蹴るでも一応クリアーできますよ。空斗さんは負けてくれますよ」
「それ、優しいの?」と、文月。
「やっぱりゲームでも真剣勝負じゃないと面白くないと思うわ」
「文月さん、格ゲーの経験は?」
きらんっ、と目の光った李々に少し驚きつつ、文月は首を横にふる。
「やりましょう☆」
「それにしても、また食べきれないほど買ってきて…どうするの、それ」
「何、なんなら今度は文月さんに持たせて貴志美さんたちと女子会すればいい。」
「じょしかい…」
月影が呆然と呟いた。
「鳥野さんが生け贄なだけでは…?」
「やっぱりそう思うか…?文月も実は結構あいつらとの会話じゃきついしなあ」
「でも藤村さんあたりの本音はきになるよね」
ぼそぼそ、と会話してる間に、他の皆は格ゲーで楽しそうだ。
そんなこんなで、皆月家の普通なような普通じゃない日は夜も更けていくのであった…(終わり)
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