↑ 2011/03/29 撮影…ベニコブシ
〃
[ モクレン科モクレン属の落葉小高木 ]
シデコブシのうち
淡紅色の花を咲かせるものを
ベニコブシ(紅辛夷)と言います。
シデコブシ(幣辛夷・四手辛夷)
愛知県、岐阜県・三重県の
湿原の周辺や渓流沿いなど、
かぎられた一部の地域に自生する
日本固有の遺存種です。
樹高は、3~5m。
葉は、長楕円形~広倒披針形で、
質がやや薄く縁は全縁、
枝先に集まって付き、互生します。
花期は、3~4月。
新葉に先立って、
花径10cm位、多数の細長い花弁・ガクを持ち、
帯紅白色で芳香のある花を付けます。
幅の狭い花被片は花弁とガクの区別がしにくく、
12~18枚です。
庭木・公園樹として栽培されています。
系統的には「こぶし」と「たむしば」の
交雑種と考えられています。
名は、花の形が玉串やしめ縄につけるシデ(四手)に似ていることと
神事に使う御幣(ごへい)にたとえたということです。
別名:ヒメコブシ
・絶滅危惧II類・
3月下旬、夕方の青空、
川に大きく張り出した紅辛夷です。
川沿いを散歩のときに撮りました。